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登山は毎度うまくいくわけじゃあ、ない。

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 林道のど真ん中。携帯もつながらない。誰かが通るかも分からない。私の勘違いのせいでいったん車を停めたら最後、ほんの少しのゆる~い坂道が登れずスタックするわハンドル取られるわで四苦八苦! 幸い抜け出せて、それで良かったんだけども、不安があるので引き返すことに…(泣)
 新雪が20センチ程。1台分のわだちあり。運転に自信があれば登山口まで行けるコンディションだった。だからこそ、クヤシイ(ノ◇≦。)
 帰る途中で下から除雪車が上がってきた! 除雪されたんだから登山口まで行ける。でも…数時間だけでも登れるけど、あきらめた。
 登山にまつわる物事をすべて自分で完結させられる人は本当にすごいや。今回は遭難とかじゃないけど、登山人生で2番目のアクシデントかも。こんな珍道中に休日を使ってくださった辛島さん~ありがとうございました~。今までお守り程度に思っていたけど、チェーン買います! 目的地は中央アルプス・越百山2613mでした。また、行きます。

長々と書いたことはさておき

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子どもの建築活動発表交流会のWSの様子です。安枝さんの「ぽけっとねいちゃ~」、都市と自然の融合という点からとても興味を抱きました。さらにはWS限定でアナログでできたら面白そうと思いました。床に碁盤の目を作り、動植物たちと化した子どもたちが実際にマスに座ってみたりするとか? 「木楽舎つみ木広場」は、最後に大人が子どもたちを飛ばすことにビックリ。なるほど、空間を鳥の目で見る気分はどんなだろう。これは都市計画のWSに応用できそうです。有座さんの「はさみチョキチョキ飛び出すカードWS」は、小宇宙というか、私が好きなプリミティブな学びが体験できちゃうところに共感します。そこから大きな空間への気づきが生まれると思う!

子どもと建築|発表交流会が終わった

 故郷の名古屋に戻って3年目、何だかんだで建築や都市といった人工環境がテーマの集まりに片足をつっこんでいます。この週末、準備してきた子ども建築の発表交流会が終わった。北は仙台、南は九州からの参加がありました。
 環境教育をテーマにしたフォーラムは何を目指しどうあるべきなのか。今回とくに良かった一つが、やはり実際に行ったWS。見ている大人も学ぶことができた。実施団体は遠方からの参加にも関わらず「やるとなったら妥協はしない!」の精神で、実行委員会のゆるいお願いを受けて、頭が下がるような素晴らしいWSをしてくださった。「発表するよりWSした方が伝わる」なんていう団体もいて、それは本当にそうかもしれない。もう一つが、夜の懇親会の盛り上がりが想像を超えていたこと(笑)当日に参加者の発表などを見聞きしていたからこその大宴会になった。
 田口さんと2人反省会をして、発表というと手法や成果の報告が多くなってしまうけれど、「それによって何かをこう変えたい」とか「こうあるべきなのに解決されていない」という理念や動機ももっと知りたいということを話した。難しいけれど、概念的だからこそ分野をまたいで共通の話題ができる。また活動やその人を深く知ることができると思う。
 話は変わるが、私は学生の頃、各実施団体や所属する組織などを「体系化したい」なんて思って論文を書いていた。しかしそれらは違って当然だということに今改めて気づいている。私は最初に「違っている」という認識が足りなかった。全体に位置づけて見渡したいなんて思うのは、研究者の妄想で、当然異なっていて、それは立場によっては正しい解決策であり、一方で正しくない部分があり、共感できることもあれば、相容れない部分も絶対にある。どんな分野にも「あの先生とあの先生は仲良くない」とかがあって、それはある意味正しくて、学術的専門的なことだからこそ「批判し合って当然」。もちろん批判というと聞こえが悪くて、「評価」などの言葉がいいかもしれない。いずれにせよ「互いの活動を批判する・評価し合う文化」は、子ども建築の分野にはあまりない。
 各団体がプライドを持っている――私の活動とあちらの活動は一緒にしないでほしいといったような、こだわっている部分を知り、異なる立場から話し合う。そんなフォーラムは……うーん、やっぱりちょっと攻撃的すぎるかな? 発表交流会をサポートしながら、時々脳内は学生時代にタイムスリップしてしまうマリベでした。皆さん、おつかれさまでした!

大人の遠足として

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 晩秋のいい山に選んだのは奥美濃の蕪山(かぶらやま・1069m)。登りに使った廃道は冒険的要素もあったけど、皆さん経験者なので協力し合ってクリア。一本杉の立つ開放感バツグンの山頂では、コーヒーに焼肉にきのこ汁におまんじゅうに…と日向ぼっこしながら楽しみ、普通は3時間で往復できる山で、倍もかけてのんびり目一杯、秋山に溶け込んじゃいました。
 今回もう一つの目的が、トヨタ白川郷自然学校に泊まること! 宿泊の際はぜひ体験プログラムも申し込んでみてくださいっ。私たちは合掌造り集落と森のつながりを知る里山トレッキングに連れて行ってもらいました。人間は自然を削る一方で、美しい形に変化させて暮らしに生かす術も持っている。合掌造り集落だけでなく、周囲の里山も含めて世界遺産なんだろうな。…などと難しいことはさておき、元建築系女子としては、自然を生かした合掌造りの構造美にヨダレものでした。
 季節の変わり目はゆっくり自然の中で過ごしたくなります。もう白山山域は真っ白で、冬の訪れも間近に感じられました◎

貴重な再会を果たせた

 学生の頃、間違いなく最も影響を受けた師の一人である中野民夫さん。約5年ぶりに日本環境教育フォーラム「清里ミーティング」で再会できました。初めてお会いしたのは中野さんが2005年愛・地球博の地球市民村でいらっしゃっていたとき。別会場で「漂流日記」というプロジェクトをしていた私は、「市民参加つながり」で中野さんと会うことができた。当時私はまちや建築の子向け学習プログラムで論文を書いていたので『ワークショップ―新しい学びと創造の場』(中野さんの著書)はしっかり読んでいて、ミーハーながらサインをお願いしたこと、よく覚えています。そして、万博後に誘っていただいた屋久島の時間が自然に対する視野を一気に広げて、全く気づきもしなかったことが見えたり、交流の輪を広げてくれたりしました。
 今回ご無沙汰になっていましたが、『みんなの楽しい修行』(中野さんの近著)を手に再びサインをお願いできました。…まるで10年前の万博の時、初心に立ち返るようで、嬉しい!(笑) 師と仰ぎながらも根っこは「一ファン」なんだなと。朝日に向かって味わったヨガと瞑想&歌もすばらしくて、この時間があってよかった。そんな清里MTGの一コマ。たくさんの方々の情熱に触れて、よしっと私も気合い入れて、作品を生み出す力にかえていきます☆

正直「低山なんて」と思っていた私。

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 こないだ福岡の挙式に参列させてもらい、前日入りして時間があったので博多からJR10分+バス10分の好立地にある立花山(367m)に足をのばしました。天気が良ければファミリーでたいへんな賑わいになるらしいポピュラーな山。ここを選んだのは近いことと、いかにも歴史ある北九州らしい城跡(石垣など)も楽しめること、さらには山腹のクスノキ原生林が国の特別天然記念物に指定されているからだった。たった標高300mそこそこの山で、貴重な史跡を2つも楽しめるとは! 福岡おそるべし懐の深さ!
 小雨を覚悟で出かけると、山頂で地元のおじさんと知り合った。「町で若い娘に声をかけたら変質者だけど、山だったらいいもんだよね」とあとでおじさんが言っていたけど、ほんとそう(笑) ただ私にはラッキーなことに、普段は森林セラピストという肩書きでボランティアガイドをしている人で、今日はそれが中止になったから、代わりに私を案内してくれるという。御年74歳なのに歩く速度は私と変わらない!
 「森林セラピストって何をするんですか?」と聞くと、「ストレッチをするんだよ」という答え。どういうことだろうと思っていると、それは「頭のストレッチ」を意味するらしく、目・耳・鼻などの五感に働きかける活動を行うそうだ。初めて聞いた。私にもいい香りのする葉などを教えてくれた。
 樹齢300年のオオクスをまわっていくと、すれ違う人がみんなおじさまと知り合い。結局下りは、おじさまから紹介されたまた地元のおばさまとともに歩くことになって、こちらも御年74歳! 福岡の人はどれだけ元気なんだろう! 見た目も若く、母より10歳も上のおばあちゃんだとは思わなかった。下るころには晴れ間ものぞき、おばさまは私を駅まで見送ってくださった。
 正直「低山なんて」と思っていた私。歴史・文化・自然、3拍子そろっているじゃないか。うーん……。唸らずにはいられなかった。

今週末は「清里ミーティング」に行ってきます。

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 環境教育の日本のメッカ、清里で開催される老舗のフォーラムで、「環境」(自然・動物・植物・何でもあり)に関する実践者、研究者、学生、行政の人も、それぞれの場から集まる2泊3日。
 私はもとは「人工環境教育(Built Environmental Education)」の研究をしていましたが、就職して登山を始めたり、屋久島やヨセミテでキャンプ生活を体験するうちに、人工か自然かといった見方で環境教育を考えるのは、正しくない気がした。根底には同じ面白さがあった。
 清里に行くうえで“最近の”私の環境教育は何かしらと思ったら、うーん、これだけ山に関する自然や文化のフィールドワークをしているから、あえて言うなら「山岳環境教育」って感じ? ちょっとヘンかなぁ、聞いたことないし。でもまあ、熱心に取り組んでいるのはその辺りってことで、マリベ発・山岳環境教育で自己紹介してきまーす。
ここのところ仕事が途切れずウレシイ悲鳴状態で、正直ちょっと休みたいけど、気張らずリラックス目的に行くくらいの気分で深呼吸していこう(清里ミーティングが取材にできたらいいんだけど、余裕なし)。11月は仕事月間だなぁ。しかし3連休はトヨタ白川郷自然学校に初めて泊まりに行く予定☆ わおー楽しみ!
 写真は、まさかの天然ブナシメジにご対面して喜ぶマリベ。きのこおじさんに教えてもらいました♪ いい香りだった!

またまたきのこの話。

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 普通の山でなめこがたくさん採れました。これまでの自分のフィールドが沢沿いだったので、尾根上でこんなに採れるとは、発見&びっくり。特に驚いたことが、沢沿い(湿った場所)で採れるものと尾根上(乾いた場所)で採れるものの見た目がかなり異なっていたこと!
乾燥なめこは未体験で、「こんな茶色でかたいキノコだったっけ?」と困惑。でも現地にきのこ採りのおじさんがいて、いろいろ教えてくれたのもあり「これもなめこか~」って納得して、早速ランチでなめこ汁した(=^^=)【写真上】。
 さらに標高を上げると、再び見たことのあるきのこが。今落ち着いて見ると明らかに沢で採れるなめこだけど、その時は乾燥なめこを知ったあとだったので「さっきのと違う! じゃあ何だろう?」。気になるから袋を分けて収穫しました。帰って調べるためです【写真中】。
本やネットと見比べると、特徴はなめこに合致しますが、あまりに乾燥なめことの差がある。しかし「幼菌(子どものなめこ)と成~老菌(古いなめこ)の特徴がかなり異なる」と見聞きしたことを思い出しました。結局決め手となったのは、昨年採取して食べた老菌のぬめったなめこの記録写真。これと特徴が合うので間違いないと結論が出ました。
 「知ってる」と思ってるきのこでも判断に迷う。身近に師匠がいたらなあ。きのこ採り3シーズン目の私。台所にきのこを並べては、「研究者か」と夫に突っ込まれながら……。