正直「低山なんて」と思っていた私。

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 こないだ福岡の挙式に参列させてもらい、前日入りして時間があったので博多からJR10分+バス10分の好立地にある立花山(367m)に足をのばしました。天気が良ければファミリーでたいへんな賑わいになるらしいポピュラーな山。ここを選んだのは近いことと、いかにも歴史ある北九州らしい城跡(石垣など)も楽しめること、さらには山腹のクスノキ原生林が国の特別天然記念物に指定されているからだった。たった標高300mそこそこの山で、貴重な史跡を2つも楽しめるとは! 福岡おそるべし懐の深さ!
 小雨を覚悟で出かけると、山頂で地元のおじさんと知り合った。「町で若い娘に声をかけたら変質者だけど、山だったらいいもんだよね」とあとでおじさんが言っていたけど、ほんとそう(笑) ただ私にはラッキーなことに、普段は森林セラピストという肩書きでボランティアガイドをしている人で、今日はそれが中止になったから、代わりに私を案内してくれるという。御年74歳なのに歩く速度は私と変わらない!
 「森林セラピストって何をするんですか?」と聞くと、「ストレッチをするんだよ」という答え。どういうことだろうと思っていると、それは「頭のストレッチ」を意味するらしく、目・耳・鼻などの五感に働きかける活動を行うそうだ。初めて聞いた。私にもいい香りのする葉などを教えてくれた。
 樹齢300年のオオクスをまわっていくと、すれ違う人がみんなおじさまと知り合い。結局下りは、おじさまから紹介されたまた地元のおばさまとともに歩くことになって、こちらも御年74歳! 福岡の人はどれだけ元気なんだろう! 見た目も若く、母より10歳も上のおばあちゃんだとは思わなかった。下るころには晴れ間ものぞき、おばさまは私を駅まで見送ってくださった。
 正直「低山なんて」と思っていた私。歴史・文化・自然、3拍子そろっているじゃないか。うーん……。唸らずにはいられなかった。