カテゴリー別アーカイブ: 子どもと建築

東谷山親子ハイク実施しました

しだみ古墳ミュージアム
「東谷山で親子ハイクにちょうせん!」

4月下旬、一般を募ったハイキング教室の講師をしました。主催は名古屋市守山区にある「しだみゅー」です。ここは国指定史跡の「しだみ古墳群」があって、それを題材にした博物館が5年前くらいにオープンしています。

管理するエリア内に東谷山198mもあって、国指定の重要な古墳3基や、古墳の上に建つという全国でも珍しい神社(尾張戸神社)があります。今回はその山で、親子登山に挑戦しましょう!という企画でした。

しだみゅーには「子どもが楽しめる資料も作ります!」と見栄を張ったので(笑)A4二つ折りの資料、両面でイラストマップとビンゴカードになるものを制作。今回も我ながらよくできた(笑)山の地図を3Dっぽい鳥瞰図で描き起こすのは、簡単ではなくて、建築の実習で、模型作ったりパース描いたりした経験……絵心にプラスでそうした感性がいるかなと。「分かりやすい!」と喜んでもらえて、当日も地図を活用できたので、作ったかいがありました。

ハイキングはどうだったかというと、トラブルというものが全くなくて、とても完成度の高いイベントになったのではと、ホッとしました。参加親子は30名。東谷山に登ったことのある親子、まったく登山が初めての親子も、数組いました。時間が読めなかったけど、予定通り約2時間で下山完了! 参加した子どもたちがよく歩けていました。

地図にも入れた愛知用水に反応している親子が(笑)古墳もそうで、小3くらいの社会科でちょうど学ぶそうで、「タイムリー!」と好評。うちの小3は古墳を知らないから、住んでいる地域によって学ぶことが違うんだろうな~。

小1&小3娘たちのスノーハイク

母子イグルー会、小1&小3娘たちのスノーハイク編!

下のスキー場のゴンドラ山頂駅から、斜面を登ってなだらかな尾根に出て、しばらくで急な雪斜面を高度差30mくらい登った台地をベースに今回は遊んだ。ほんとはあと10分で前大日の山頂だったけど…二人とも「行かない!」と言い張り、早々とお弁当タイムにしたのだった。

(娘は、山頂とか、山からの眺めとかに、まず興味を持たない笑 すごいねーきれいだねーもない。笑 興味があるのは、お菓子、弁当、動物がいる、乗り物、砂遊びや雪遊びや木の実。花も反応薄い!笑)

前大日の東方で4時間も滞在して、いざ帰り。この写真のところが急になっていて、「下りれないよ!」と怖がるかなぁと正直心配だったけど、「キャー」と喜びながらあっという間に下れた。「おりるほうが楽しい!」とか言いながら(そりゃ登るより苦しくないもんね)駆け下りてみたり、おしりで滑ったり。やってみるもんだなぁって感じ。

大日ヶ岳は子連れハイクに適しているとはいえ、樹林の少ない「ザ・雪山」でもある。そこへ、小さな子連れで来る人は多くはないみたい。天気や雪の状態など、リスクは小さくないと、私も思う。

この日も、登りで疲れて不機嫌になった娘が、あえて人の踏み跡を外して歩きたがり、わざと尾根の切れてる方を歩く姿があった。言い聞かせても聞くもんじゃないので、困ったなぁと思った。命に関わることで子どもが反発するとなると、もう引き返すしかなくなってしまう。これは親の登山技術とは、異次元の問題😨

子ども連れてじゃ、前大日にも登れなかったわけだけど(それなら大人だけでもっと大きい山登りしたほうが成果があるじゃんっていう心の声もなくはないんだが)、数年後にはできない遊びかもしれないので、たまには😄 もっともイグルー制作が主目的で、登山はサブだったから、十分な成果あり✨

【メモ】

高鷲スノーパーク 4月から駐車場1000円無料
ゴンドラ券 往復1200円(4歳から必要?)
ICカードで500円を預ける必要あり
※山頂駅のカフェ、15時ラストオーダーだった😂間に合わず!

【装備】

子どものサングラスは要検討。今回はなしだったが…ゴーグルは付けないと言って拒否された。日焼け対策も必須。なかなか手間がかかる。雪遊びは、バケツとスコップさえあれば数時間遊べる。子どもらの足だけチェーンスパイク。あってもなくても差はなさそうだけど、絆創膏と一緒で、そういうのが「ある」ことに意味があるようだ

子連れイグルー遊び

子連れイグルー遊び 、できたぞ~!!!!

メンバーで雪山に行くのは2回目。いったいどこまで歩けるのか。これだけ暖かくなった春山で、雪の状態と積雪量はどうなのか……すなわちブロック切り出しはできるのか、深さはあるのか。ゴンドラ乗車して(4人で4800円!)行くだけの価値ある楽しい1日となった!

あわよくば大日ヶ岳まで、と思ったのは(大人だけなら1時間で行ける)、前大日にも到達できず。ただ、たまたま腰を下ろして弁当タイムにした見晴らしのいい稜線の台地が案外悪くなくて、そこでイグルー制作に切り替えて作り出したら、1m掘り下げても土が出てこず、ブロックを崩してしまう小枝も少なかった。(前大日の付近は完全に夏道が出ているとこもあったので、これはラッキーだった)

1段目はシャバ雪だったけど、積雪深があるため下の雪は冷たく凝縮されて強度のあるブロックとなってくれて、教科書通りの形を作りやすかった。まあ、あとで分かったけど、そのブロックも屋根にすると太陽の熱で解けだしてしまい、攻めた置き方をするとしばらくで崩れる!というのを繰り返してしまった。3回くらい、屋根部分が落ちたかなぁ。時間も気になり、屋根を完全にふさぐまではできなかった。でも、できそうな手応えは得られた!(気温の高い春山では、屋根はツエルトでふさぐなどの応用編があると聞いている)

私は、子どもに向けた建築やまちの環境教育(デザイン教育)が研究テーマだったので、イグルーを見るとその点からも面白みを感じる。まずは身近な子どもたち(小1の娘と小3の娘さん)で、今年のうちに実践できたのは大収穫。事前に娘にヒアリングした段階で、すでに娘がイグルーの造形やそれを作ることに興味を持っているのは分かっていた。現地で私がのこぎりとスコップで作り出すと、「お母さんすごい!」と褒めまくり(笑)

子どもが、イグルー作りに長時間付き合ってくれるかは、じつは心配していなかった。登山には全く興味のない娘も、雪遊びは大好きで、何時間でも熱中できると知っていたから。今回も、登山中は不機嫌で反抗的だったのに、遊びだしたら「帰りたい」とは一度も言わなくて、小さなスコップとバケツで何やらおうちごっこや学校ごっこを、おやつタイムも要求しないで続けた。もし「帰ろうよ」と言われていたら、イグルー作りに集中できない。結局、11時半のお弁当タイム、12時すぎからイグルー制作、15時過ぎの撤収まで、4時間近くも滞在した(笑)

この感じなら、子連れイグルー雪中キャンプも、やれんことないんじゃ!?って感じ。距離は短くても、そこそこ急な斜面の登りと下りを頑張ってくれた子どもたちの姿も、まぶしかった。普通にすごいと思う。これはまた、投稿したいな

今回も山ママ仲間 あゆこさんに感謝です!

ヒンメリ作家さんの展覧会

▶︎ 仲宗根知子(なかそねさとこ)展 ~3/28

ヒンメリ作家さんの展覧会をみに、碧南市まで行ってきた。建築家の深谷さんにすすめられるまま、子ども抱えて行くところか!?と自問自答しながら出かけた。(ヒンメリって何?という方は、写真1枚目ご覧ください)

建物、お庭、空間、素材、とてもよかった。一番よかったのは、作家さんご本人とありがたいことにお話できたことと、来館者の気さくなお姉さんが子どもに話しかけてくれ、遊んだり、ついて回ってくれたり、作品解説までしてくださったこと!(はるちゃん、と名乗っていたような)

会話がなかったら、作品がよく分からないまま、なんとなくよかった、で終わってしまったと思う。子どもがちょっと触ってしまって、壊れなくてほんとよかった、ごめんなさい! 作品は2階にもあり、見応えがあった。

「アートの力」を前もここで書いたけれど、アート面白い。体が自然と動きだす(笑)乳幼児の場合は、体で感じられる立体作品がいい。「本物」に触れると頭ではなく本能的なよろこびがわく。

JIA愛知|『建築家+』第2号できました

JIA愛知のフリーマガジン『建築家+』第2号「特集 子どもと建築」2020年8月31日発行。できあがってます!

第1号は2018年のもので残部300ほど。今号は5000部印刷し、今週お披露目してから配本となります。建築家にまつわるディープな世界を、写真やイラストをたくさん使ってどなたでも楽しめるようにしました!この冊子が建築家の職能を伝えるためのものなら、一般向けに翻訳して編集するのが私の職能なのかなと。

ご覧いただくことがあれば感想を聞かせてください。身内の方からの読後感も励みになります。

ここに「建築家+が見に行く」で取材したツリーハウス記事をまるまる掲載しています(担当はいとさちさん)https://www.facebook.com/JIAaichi/posts/2688976771347939

JIA愛知|校了まであと一歩

印刷会社から、データチェック完了の連絡がこない……たぶん、寝て起きたら、来ていると思う。いつも再入稿のあとは放っておかれる。おそらく問題ないだろうけど、気になる。

建築家プラス第2号、校了まであと一歩。4つもデータを入稿し直してしまった。表紙の文字修正と(ここまできたら直したいと希望があったので)、隅ノセなどのデータの問題。念校は取らないことにしたので、印刷結果は5000部の刷り上がりでご対面。ドキドキだなあ……

   *

編集のお話をいただいたときは出産を控えていたので、産後に作業をスタート。だんだん息子の寝る時間が減り、12月からどうにも動くことができなくなった。1月、保育園に入るまで動けそうにないと正直に相談すると、発行を3月から5月に延期していただけた。柔軟な対応には本当に助かった。

4月に息子が保育園に入園。ところが登園5日で、登園自粛。これに関しても相談すると、発行は再延期でいいよ、夏でも秋でも、となった。そうはいっても作業が滞ったままで苦しかったので、緊急事態宣言中から保育園に預かってもらえるようお願いし、5月18日、仕事を始めることができた。

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待っていてくださった方には、随分お待たせしてしまいました。
第2号は32ページ、無料です。9/10以降、栄の事務所に行けばもらえます。私からもお渡しできます。今回は自分が建築と関わった20年を振り返ったマンガを描きました!笑 苦しくも楽しい作業でした。DTPの作業も、時間はかかりましたが満足いくものができました。

半年ぶりくらいに心が軽くなったので……こんな夜中に長文カタカタ打ち込んで……遊んでる……。明日からは子どもにキーッてならずに向き合えそう。

石彫に魅せられ、アートの力

アート(芸術)に仕事で携わっているのに、私自身はプライベートではこの何年か、一切アートに触れていなかった?

6日間も、その前から数えると9日間もほぼ連続して二人の子守り。天気はいいのに、子どものペースで思うように動けずイライラ。もう自分の興味だけで決めようと目的地を選んで出発した。現地にカフェがあれば寄ろうとGoogle先生に聞くと、よさそうなものが出てきたので、立ち寄ることにした。

それがここ。カフェはおまけでむしろ敷地のミュージアム。

子どもたちの表情が、もう全く違う。一面の芝生と、点在する背丈よりも大きな石。変な形で存在感のある石。石と芝生がこんなにも赤ちゃんと親和性が高いとは。7/31に1歳になったばかりでまだ歩けない息子クンを石彫に座らせると、全身でびっくりしつつも嫌がらず、しばらくで力いっぱいはいはいを始めた。娘が自分も靴を脱ぎたいといって裸足になり、走る、踊る、歌いだす。

しまいには私が、10年はやってない逆上がりを子どもたちに披露(全力を出さないと足上がらず3回やって限界、これを読んだ皆さんも機会があればぜひ、うまく回れた感覚が過去の遺物だと分かるはず)。それで何かが吹っ切れたのか、彫刻の上に乗っかって飛行機の真似、側転、Y字バランス(たぶんほぼ開脚できてない笑)、彫刻をクライミングし飛び降りるなどを次々にやって見せ、子どもたちの笑いを取った。

アートの力を自覚する。

先週訪れた伝統的な農家建築も、私はある種の芸術的空間だと感じている。子どもたちが空間の力を感じてはしゃぎまわっていた。芸術ならば、それをどんな言葉で表現したって構わないくらいだ。この石彫公園は、真に芸術的空間。遊べ歌え、どんな言葉でも、誰に見られても何も言われない。

アートが生活の身近にあったら、生活の質は向上するだろうか。例えば、家の庭、家から見える景色、家の中そのもの。そんなエビデンス、あるわけないですよね。

ダムカレーと農家建築

友人らと遊びに行こう〜って言っていたのが1つ2つとなくなり。でも連日たいして降らないので、今日も降らないだろ!とついに出かけた最終日は予報通りの雨だった。

やんでたら山登ろうと思ったけど全く無理な話。それでも子どもら何だかんだお出かけ(ほぼ車中で昼寝?)を楽しんでて、私も二人連れて出かけることの妙な達成感を得られて楽しかった。

文化財の農家が開放されていて、こんなにくつろいでいいの!?ってくらいハイハイ&かけっこ大会できた。娘が遠目に「何あれ?」と茅葺き屋根に興味を持って正解。トトロの世界を重ねていて「ボロー!!おばけ屋敷ー!!」と叫んでいたけど。

ダムカレー、1200円。見てしまったら食べとかないかんだろ!期待を上回るおいしさだった。

休日も3日間子守りしてて、今週も夫不在。私が「君たちの面倒を一人でみるのがたいへんだ」と文句垂れたら、長女が「お母さんは弟くんの世話をするから、自分の世話はお父さんがするのにね」という内容を話した。えっ、そんな風に考えていたの?

それで長女はお父さんがいないのを気遣ってか、いつも嫌がるお風呂に入るし、くもんの宿題も自分でサッと終わらせるし、あまり泣かない。なんか後半が怖いな。彼女なりにストレス溜め込んでる!?