カテゴリー別アーカイブ: 子どもと建築

JIA愛知|『建築家+』第2号できました

JIA愛知のフリーマガジン『建築家+』第2号「特集 子どもと建築」2020年8月31日発行。できあがってます!

第1号は2018年のもので残部300ほど。今号は5000部印刷し、今週お披露目してから配本となります。建築家にまつわるディープな世界を、写真やイラストをたくさん使ってどなたでも楽しめるようにしました!この冊子が建築家の職能を伝えるためのものなら、一般向けに翻訳して編集するのが私の職能なのかなと。

ご覧いただくことがあれば感想を聞かせてください。身内の方からの読後感も励みになります。

ここに「建築家+が見に行く」で取材したツリーハウス記事をまるまる掲載しています(担当はいとさちさん)https://www.facebook.com/JIAaichi/posts/2688976771347939

JIA愛知|校了まであと一歩

印刷会社から、データチェック完了の連絡がこない……たぶん、寝て起きたら、来ていると思う。いつも再入稿のあとは放っておかれる。おそらく問題ないだろうけど、気になる。

建築家プラス第2号、校了まであと一歩。4つもデータを入稿し直してしまった。表紙の文字修正と(ここまできたら直したいと希望があったので)、隅ノセなどのデータの問題。念校は取らないことにしたので、印刷結果は5000部の刷り上がりでご対面。ドキドキだなあ……

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編集のお話をいただいたときは出産を控えていたので、産後に作業をスタート。だんだん息子の寝る時間が減り、12月からどうにも動くことができなくなった。1月、保育園に入るまで動けそうにないと正直に相談すると、発行を3月から5月に延期していただけた。柔軟な対応には本当に助かった。

4月に息子が保育園に入園。ところが登園5日で、登園自粛。これに関しても相談すると、発行は再延期でいいよ、夏でも秋でも、となった。そうはいっても作業が滞ったままで苦しかったので、緊急事態宣言中から保育園に預かってもらえるようお願いし、5月18日、仕事を始めることができた。

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待っていてくださった方には、随分お待たせしてしまいました。
第2号は32ページ、無料です。9/10以降、栄の事務所に行けばもらえます。私からもお渡しできます。今回は自分が建築と関わった20年を振り返ったマンガを描きました!笑 苦しくも楽しい作業でした。DTPの作業も、時間はかかりましたが満足いくものができました。

半年ぶりくらいに心が軽くなったので……こんな夜中に長文カタカタ打ち込んで……遊んでる……。明日からは子どもにキーッてならずに向き合えそう。

石彫に魅せられ、アートの力

アート(芸術)に仕事で携わっているのに、私自身はプライベートではこの何年か、一切アートに触れていなかった?

6日間も、その前から数えると9日間もほぼ連続して二人の子守り。天気はいいのに、子どものペースで思うように動けずイライラ。もう自分の興味だけで決めようと目的地を選んで出発した。現地にカフェがあれば寄ろうとGoogle先生に聞くと、よさそうなものが出てきたので、立ち寄ることにした。

それがここ。カフェはおまけでむしろ敷地のミュージアム。

子どもたちの表情が、もう全く違う。一面の芝生と、点在する背丈よりも大きな石。変な形で存在感のある石。石と芝生がこんなにも赤ちゃんと親和性が高いとは。7/31に1歳になったばかりでまだ歩けない息子クンを石彫に座らせると、全身でびっくりしつつも嫌がらず、しばらくで力いっぱいはいはいを始めた。娘が自分も靴を脱ぎたいといって裸足になり、走る、踊る、歌いだす。

しまいには私が、10年はやってない逆上がりを子どもたちに披露(全力を出さないと足上がらず3回やって限界、これを読んだ皆さんも機会があればぜひ、うまく回れた感覚が過去の遺物だと分かるはず)。それで何かが吹っ切れたのか、彫刻の上に乗っかって飛行機の真似、側転、Y字バランス(たぶんほぼ開脚できてない笑)、彫刻をクライミングし飛び降りるなどを次々にやって見せ、子どもたちの笑いを取った。

アートの力を自覚する。

先週訪れた伝統的な農家建築も、私はある種の芸術的空間だと感じている。子どもたちが空間の力を感じてはしゃぎまわっていた。芸術ならば、それをどんな言葉で表現したって構わないくらいだ。この石彫公園は、真に芸術的空間。遊べ歌え、どんな言葉でも、誰に見られても何も言われない。

アートが生活の身近にあったら、生活の質は向上するだろうか。例えば、家の庭、家から見える景色、家の中そのもの。そんなエビデンス、あるわけないですよね。

ダムカレーと農家建築

友人らと遊びに行こう〜って言っていたのが1つ2つとなくなり。でも連日たいして降らないので、今日も降らないだろ!とついに出かけた最終日は予報通りの雨だった。

やんでたら山登ろうと思ったけど全く無理な話。それでも子どもら何だかんだお出かけ(ほぼ車中で昼寝?)を楽しんでて、私も二人連れて出かけることの妙な達成感を得られて楽しかった。

文化財の農家が開放されていて、こんなにくつろいでいいの!?ってくらいハイハイ&かけっこ大会できた。娘が遠目に「何あれ?」と茅葺き屋根に興味を持って正解。トトロの世界を重ねていて「ボロー!!おばけ屋敷ー!!」と叫んでいたけど。

ダムカレー、1200円。見てしまったら食べとかないかんだろ!期待を上回るおいしさだった。

休日も3日間子守りしてて、今週も夫不在。私が「君たちの面倒を一人でみるのがたいへんだ」と文句垂れたら、長女が「お母さんは弟くんの世話をするから、自分の世話はお父さんがするのにね」という内容を話した。えっ、そんな風に考えていたの?

それで長女はお父さんがいないのを気遣ってか、いつも嫌がるお風呂に入るし、くもんの宿題も自分でサッと終わらせるし、あまり泣かない。なんか後半が怖いな。彼女なりにストレス溜め込んでる!?

JIA愛知|ツリーハウス取材

本当に浮いてる!ツリーハウス。

発案はこの山の持ち主でガキ大将養成講座を主催されている安藤さん。助っ人に建築家の安井さんと大工の中村さんが加わったことで、作られるものが普通じゃないっ。最も美しいとされる数列フィボナッチが取り入れられた勾配屋根や、上がるには勇気と身体能力が問われる物見やぐらなど。機能と構造から成るデザイン美が自然美と掛け合わさってすごいことに!!! で、周囲には子どもがコツコツ手作りしてきた超本格派の木製遊具がずら~りと。猿投山を正面に捉えた展望デッキを経た森では、次なる秘密基地も計画中。娘は野いちご摘みと泥集め放題で大満足のアイスクリーム屋さんができたとさ。

建築家協会のフリーマガジン『建築家+』vol.2、第2特集にて紹介します!3月発行予定。A5版32ページ。2年ぶりにOSXのままの古いmacを呼び覚まし、レイアウトもしちゃう。まだ1ページもできていませんが。1月からは、寝ても覚めてもこれの制作です……何とか、なる……はず……

(ツリーハウス取材記事は幸子さん担当✨)

JIA愛知|けんちくかフェス

円頓寺商店街で、建築家による催しが開催中。その名も「けんちくかフェス」。初日のトークイベントに出かけた。会場はボルダリングジムで、衝撃吸収の分厚いマットは座り心地がいいし、なかなか面白い空間になっていた。あいちトリエンナーレの運営チームに入っている「アーキテクト」と呼ばれる人たち(その名のとおり本来の職業は建築家)が、芸術祭の運営においてどのような仕事をしているのか、具体的な作品を挙げながら話してくれた。舞台裏をのぞくような話の数々。自分が一つも作品を見られていないのが悔やまれた。

路地裏にあるこだわりの文房具ショップNO DETAIL IS SMALL(建築家さんのオフィスでもある)では、コーヒートニックをいただいた。夏に最高の味。もっと早く知りたかった! 黒ビールやコーラみたい、でもノンアルのコーヒー味。業務用炭酸水は北名古屋市のローカルメーカーのものだそう。スカッとした。ごちそうさまでした。

NO DETAIL IS SMALL  http://nodetailissmall.com

JIA建築教室|お店をつくろう 表彰式

 9月最初の日曜に再び豊橋に行きました。産後二度目の投稿が「取材しました」の投稿になるとは思っていなかった! 小学生の子どもたちが豊橋のまちなかを想定して制作した店舗の模型の数々が展示されており、JIA愛知の建築家さんたちが優秀作品の表彰をしました。いろ~んな内容、形、こだわりの模型たちを建築家はどう評価したんだろう? 審査風景も見たかった!(1~3年生は絵画部門、4~6年生が模型部門。駅近くの2つの小学校で取り組まれている)

 私が来ることをご存じなかった建築家さんが「ええっお子さんは?」。「置いてきました(笑)」。司会をされていた黒野さんとはほとんど話せなかったけど、1か月ぶりにお会いしてきっと「おなか小さくなったね」って心のなかでつぶやかれたんじゃないか。私が黒野さんならそう思う。あれだけ巨大だったおなかが敷島のあんぱん1個分くらいに小さくなるんだもんなぁ。私も産む前は実感がわかなかったわけですが、赤ちゃんが入っていて、胎内から社会に出て一人間に育っていく。やっぱり出産ってすごい。

 夫も私も2ターン目の育児になるので、予想通りあまり焦らず鬱っぽくもならず、平和な気持ちで産褥期を過ごしてます。長男くんより長女の相手をする方がたいへん! そして一人目育児のすごさも感じています。長男くんには申し訳ないけれど、長女の時ほど育児のことだけに神経を尖らせ、気を揉み、喜び泣くことはもうないのだと悟りました。それだけ最初の子どもは神秘的です。それを超える体験はもうないでしょう。でもよく言われる、育児が楽しめるのは二人目からというのは本当っぽい。穏やかな気持ちで「かわいいな~かわいいな~」と見つめています。そしてお姉ちゃんの「弟ができた」という初めての体験を日々間近で見ています。

JIA愛知|続・建築教室「お店をつくろう」

まだ産まれてきません~。予定日まであと10日ほど。暑いですね(泣)家にいるとまったりしてしまうので用事があれば出かけるようにしてます。

今週は小学生の建築教室の続きで、産前最後の取材で豊橋まで行ってきました。JIAの黒野さんがやっていらっしゃるものなので緊張するような取材ではないです。お腹はMAX出ているのでちょっと写真撮ったり子どもと交流したりしては、パイプ椅子で休憩。写真の模型はまだまだ工夫の余地ありですね。笑

今回も子どもらの妊婦への反応が面白い。皆なぜかお腹の子は男か女かと質問する。男女に対して敏感なお年頃なんだろうか? 自分には弟がいるから同じだと教えてくれたり、お姉ちゃんの子どももそうだと言うから年を聞いたら29才と言われてビックリ仰天したり(19才も年の離れた姉妹!)、お母さんは30才と言われて若すぎるとおののいたり、お母さんは45才と言われて安心したりしました。汗

やっているのは空き箱などを使ったお店の模型作り。持ってきた空き箱の物々交換をしたり、難しいカット作業や組み立て作業を建築家のデスクに持ち込んで依頼したり、翌日は「できたー!」と言ってくるそうですがそれを建築家からダメ出しして完成度を上げるんだとか。8月末には並べて町に見立てたものが駅前の芸術劇場PLATで展示されます。
私はこうした取り組みの面白さや建築家の思いなどを編集してお伝えできればな~とやっております。