カテゴリー別アーカイブ: 子育て

初めての親子登山をエッセイに

僭越ながら、子連れ登山のデビュー戦について、エッセイ風で記事にさせてもらいました。

山と溪谷オンライン お母さんは山おんな① 生後4か月。泣いたら下山!? 春日井三山の弥勒山で、赤ちゃん連れ登山はじめました

https://www.yamakei-online.com/yama-ya/detail.php?id=3999

山ガール世代が、ここ数年でどんどん親になっている…とは聞きますし、実際にそうだなと思います。しかし山にハマった人が、子どもがいると登山が続けられない、実際に結婚出産ってどうなの、と思うのも事実。「出産しても山に行けるんですか」と山で会った若い女性に聞かれたことが何回かあります。そんな親子登山に不安を感じるパパママの背中を押せるといいなぁと思います。私の個人的な経験を綴っていますが、あたたかいドラマもあって、読み物としても楽しんでもらえたら幸せです。

登山部あさひ×マリベ 上半期の活動

霊仙山のふりかえりが不十分だから、書いておこうと思ったら、登山部あさひ×マリベの上半期の振り返りになってしまった。振り返りすぎ~! 霊仙山の登山については、また別投稿で… 金曜と月曜に原稿〆切があるのに、またやれてない。やらなきゃ~😂

1月に金華山、3月にミニクライミング、4月に霊仙山、そして6月に読図講座、やれたら7月にもハイキングをしようと思っている。登山部の親子を対象に、参加枠が余れば私の告知を見てくれた親子も。毎回感想をもらっていて、ハッとする意見や、すぐに答えられない質問もあり、引率側も学びが多い。私の、案内する側の経験の少なさでもあり、単純に新しい人との出会いの効果とも思う。

そもそも登山部あさひに関わりだしたのは、まだガキ大将登山と呼んでいた頃の最後の年で、いきなり唐松岳の1泊2日山小屋泊に同行した。この頃は登山部の子どもたちに驚くことばかりだった。

いちばん小さな子で小3がいたのは度肝を抜かれた。高校生の3人はきょうだいなどをサポートする役割をしつつも、夜は持ってきたよりどりみどりのカップラーメンや担ぎ上げた水やお菓子で、中学生3人らも混じってパーティ。小学生の子どもたちも親からもらったお小遣いを、どんなお土産に使おうと考えて、山小屋の缶バッジやお菓子などを買っていた。しっかりしてるなあ。

我が子と登るときは、思うように行動できないのが常なのに、ガキ大将登山の子たちは「泣かない」「荷物も持つ」「ほとんど遅れない」「雨が降ってきても文句も言わない」「山小屋のご飯もちゃんと食べる!マジで!?」「ご来光を見るために4時起床!?」……などと神童と思うようなまぶしい子たちばかりだった。

そんなグループが昨年「登山部あさひ」に改称し、今年はスタッフとして引率や企画に関わらせてもらっている。本当はね、昨年もやろうとしていたけど、勇気と天気が合わず。

当初から「マリベさんも山の企画してほしい!」と言われていたものの、企画して募集しても、登山部を主催する安藤さんのようには参加者が集まらない。最初はそんなもんだと思っても、自分のための山もあきらめたくないし、育児さなかのワークライフバランスも崩したくない。本当にやる? できる? とは思ったけど、期待には応えたいし、山岳コーチ2の資格もきっと役立つだろう。今年は好天にも恵まれて、調子よく実施中。

企画するときには、私なりに工夫していることがある。ただ山を案内するのではなく、学生の頃に身につけたワークショップ的な手法を取り入れたり、山岳会女子として訓練してきたクライミングの技術や、登山ライターで培った視点を生かしたりすること。だから、シールラリーやクイズしてみたり、親子クライミングしてみたりと、登山にプラスアルファの体験をしている。参加者にウケるかどうかは、試行錯誤中(笑)でもワークショップ的な遊びが楽しくないはずがない。

最近は、どうやったらワークショップっぽく山を案内できるかな?と想像しながら、日常的な取材をしていることも多くなった。

【告知】金華山で石垣シールラリー

お世話になっている「登山部あさひ」(安藤さん)のところで、マリベ担当の親子ハイキングを予定しています! 1/7現在、募集中です◎

2025年は、登山部で私も皆さんと登る企画を立てることになりました。さっそく募集します。行き先は、岐阜市のシンボル、日本遺産にもなっている岐阜城のある「金華山」です。

金華山は登山道がたくさんありますが、私がいちばん好きな、おすすめ周回コースを案内します。さらに山頂では、岐阜城の石垣を探すシールラリーもやっちゃいます。本物の石垣を求めて史跡たんけんしましょう。参加お待ちしてます! ご質問などはお気軽に連絡ください。

金華山で石垣たんけん!シールラリー

■日程 2025年1月26日(日)
■ 行き先 金華山

■ 集合 岩戸公園北側、金華山ドライブウェイ入口のゲート付近 10時
 ※駐車場は公園の北側(ゲート付近)に約20台、南側に約50台あり、公衆トイレは南側にあります。駐車場がいっぱいの場合、少し待つと空くことがあるため、早めに来て停められるようにしてください

 →北側Pが現在工事中で台数減っているようです。集合場所を変更するかもしれないので、申込者には1週間前ほどに確認の連絡を入れます

■ 募集 基本は小学1年以上(幼児は応相談) 20人程度
 ※体力的には幼児でも登頂できるルートで登ります。今回は親と離れても平気な登山に親しんでいる子は1年生から子どもだけで参加可能、親が付きっきりで歩ける場合に限り幼児も参加OK(保護者さんには幼児さんのペースに合わせて歩いてもらいます)。大人だけの参加ももちろんOK!

■ 活動
 10時15分~ 東坂ハイキングコースで金華山に登ります
 11時~ 金華山の山頂で、岐阜城の石垣を探すシールラリーをします
 途中、お昼休憩と、岐阜城に登りたい人は登れます(200円)
 レストランの上にも展望台があります
 13時~ 七曲り登山道で下山します
 14時頃までに 岩戸公園で解散

■ 装備・持ち物
 あれば登山靴(運動靴も可)、風を通しにくい防寒着(ダウンジャケットや、フリースにレインウェアを重ねるなど工夫してください)、防寒に効果のある小物(適宜、ニット帽、手袋、ネックウォーマーなど。ひらひらするマフラーはNG)、昼食、水筒(魔法瓶など温かい飲み物推奨)、行動食(おやつ)

■ 参加費 2000円/小学生以上1人
 ※幼児は無料(幼児に付きっきりになる保護者も無料)

■ 募集開始 12月28日(土)21時~
■ 申し込み・問い合わせ メールにて先着順
 宛先 teraimari★icloud.com (★を@に)
 件名「1月マリベ登山 申し込み」
  1.申し込み者のフルネーム(子どもは学年も)
  2.代表者の携帯電話番号
  3.LINEの有無(あればID)を記載

申し込みされる方は、登山計画をまとめるために、適宜必要な個人情報を共有していただきます。ご了承ください。

雨天は中止。最終判断は前日正午予定。

●マリベ/寺井真理プロフィール

愛知県出身在住の山ママライター。『山と溪谷』『PEAKS』『岳人』などの登山専門誌でほぼ毎月執筆中。2025年に日本山岳・スポーツクライミング協会および日本スポーツ協会の公認スポーツ指導員(上級山岳、コーチ2)資格取得予定。山岳会女子でもあり、5歳と小3の2児の母として親子登山から本格的なクライミングまで幅広く活動。

登山教室では、山登りという魅力的だけどちょっと危険もある遊びに挑戦したい方が、最初の一歩踏み出せたり、山の楽しみを広げたりできるような企画をしていきます。親子でも、子どもだけでも楽しめる、ただ歩くだけではない、マリベがおもしろい!と思う登山をそのときどきで提案します。自然体験学習、冒険的な活動まで、いろんなフィールドで挑戦してみましょう。

普段の活動は、Instagramで更新してます!

https://www.instagram.com/terastudio.maribe/

登山部あさひ2025年度会員募集

\愛知近辺で、小学生のいる、山好き家族のみなさん!/

私も関わっている「登山部あさひ」の来年1年間のメンバーを募集しています!

詳細は部長の安藤さんの投稿を参照するか、私に問合せしてください。
⇒募集終了しました★

申し込み開始 11月10日(日)
現会員以外はAM9時~ 現会員はAM8時~
※メールのみ先着

順子どもが基本と思ってたけど、大人だけでもOKらしいです(笑)興味があれば事前に問合せしてみてください。装備、経験は不問です。入部したら、登山靴や雨具などの購入は必須です。

年に12回(それ以上!?)の計画が目標で、来年は私も、数を増やして一緒に歩きますよ~! 私が山を決めることもあるし、安藤さんのサポートで一緒に歩くこともあると思います。ロープで確保した、簡単な岩登り体験もできたらいいなと構想中。

人気のため、申し込み開始してすぐに定員が埋まることが予想されます。ぜったい参加したい人は、時間ぴったりにメール送信してください!

【告知】東谷山で親子ハイクにちょうせん!

ゆるっと告知
〈東谷山で親子ハイクにちょうせん!〉
4/28開催されます
受付開始はまもなく!
興味ある方はぜひご準備ください

👉3/28午前9時から電話で、しだみゅーへ

名古屋で気軽に親子ハイクに挑戦できる、よいチャンス✨
標高198mなので、初めての親子登山にぴったり。
古墳や自然の話もするので、親も「へ~」ってしましょう。
超低山と思いきや、そこで見える景色が変わるかも!
私がガイドしますよ~
子ども向けの絵地図やワークも準備しています😊

▼イベント概要はこちら
https://www.rekishinosato.city.nagoya.jp/…/event…/10592/

インタビュー記事にしてもらいました

妊娠中も子育て中も!登山を通じて広がる世界

☝ネオママイズムさんのブログで
プレママ&親子登山の様子を
インタビュー記事にしてもらいました!
(上のリンクをクリックしてぜひご覧ください)

はい、私がインタビューを受けています。
「書く」ほうじゃなく、
めずらしく「書いてもらい」ました。

記事ではこの8年くらいの子連れ登山について
どんなふうに取り組んできたか
具体的に表現してもらっています

▲記事のもくじ

娘が山に付き合ってくれるのも、
いよいよ昨年で卒業かな~という感じ。
息子のほうは、半分しぶしぶだけど、なんとか😅
親子登山ができるのも、
貴重な時間なんだよな~って思います。

【告知】東谷山で親子ハイクを企画中

【お知らせ】4月28日(日)10時半~
名古屋市守山区にあるしだみ古墳ミュージアムが
東谷山に登る、親子ハイクを企画しています。
講師役でマリベが引率します!
お近くのかた、親子登山したい方などにぜひご案内ください🌸


東谷山は国指定の古墳を3基もつ、名古屋市最高峰。
標高198 mで山登りとしてはささやかだけど、
歴史散策の目も加えると「へえ~」を連発する面白い山です!
テーマは初めての親子登山を応援!!
「山に興味があるけど自分では…」という方や
「グループ登山なら親子で楽しく登れそう」
という方におすすめします
※ちなみに親子じゃないけど参加したい場合もOKだと思います、希望があればしだみゅーに確認します笑
 ・親子で500円/申込必要 ※募集開始はまだです
 ・年長さんから参加OK/定員30人
 ・雨天時は、マリベがスライドトークする予定(笑)
 ・東谷山のオリジナルマップ配布します!
 ・春祭りウィーク中の企画で、ほかにも体験イベントあります


しだみ古墳ミュージアム(しだみゅー)の館長さんが山女で…
しだみ地区は今ファミリー層が増えている地域なので
需要があるんじゃないか~と企画してくれました^^
先週、ガイドツアーに参加して事前勉強してきたけど
やっぱりガイドツアーは違う、面白い!
そこで得た知識を、地図に落とし込んで
当日はオリジナルマップを配ります🎵
東谷山フルーツパークとしだみゅーは
車で5分、徒歩で25分くらいの距離。
いま梅が見頃で、これからしだれ桜も咲きます。
年間でもっとも華やかな季節と思うので、行ってみてください!

私の5作目のイグルー!

私の5作目のイグルー!
まさかの、北極圏式で

子どもと雪遊び&親はイグルー練習と思って奥美濃の揖斐高原に行ったら、今週どっととけてしまったようで、積雪が15cmしかない。多くて20cmといったところ。ガシガシの棒アイスみたいなかたい雪で、これじゃ子どもの雪遊びもいまいち💦

あまりの少雪にモチベダウンしてしまったけど、時間的にここで遊ぶしかない。ふと、昨日見たノルウェー式のイグルー動画を思い起こし、「これだけかたい雪ならやれるかも?」と試してみることにする。(米山さんが2023年2月にアップしたブログにリンクされていた動画)

そのノルウェー式は、本場の北極圏式をなぞったもので、米山式とはまったく異なるものだった。大きな平たいブロックを切り出し、スノーソーで斜めの角度に丁寧に面取りして半球になるように傾けながら組み合わせていくもののようだった。

いわゆる、本来のイグルーの作り方。初めてやるには難しい方法で自信はなかったが、雪がかなり強固だったうえに、接着力も程よくあり、なんか思ったよりうまくいく。積雪がないので掘り下げられず簡易的な大きさになったけど、手ごたえを得るには十分な体験だった!

見た動画は断片的だったので、やりながら学ぶことも多かったのと、北極圏式で完成を目指すにしても、米山さんのイグルー合宿で学んだコツの多くが役立った。そしてこの北極圏式を体験することで、そのやり方のいいところも分かり、取り入れてもいいかも…と思う部分もあった。

それにしても、北極圏式のイグルーも、雪質さえ合致すれば、十分やれるものなんだ!というのは発見。ブロックを傾けて支え合わせながら積んでいくなんて、神業だと思ってた。同行のあゆこさんに、私が建築出身なのはいくらか影響があるんじゃないかと言われ、もしそうなら嬉しい。

【気づいたことメモ】

  • 1段目の底面に斜めの角度を作れば、2段目以降に載せるブロックの底面は角度をつけなくてもいい
  • 隣同士の面が合うように角度をつけるだけでなく、上に行くほどすぼまるので、四角いブロックのままでは下が空いてしまう。正確にはブロックの上が短くて下が長い台形となるはずだけど、3次元で理解してのこぎりを操作するのは難しかった
  • 下から上に上がるほど、水平断面の円の直径が小さくなるので、載せるブロックの大きさをバランスよく小さくしていくことが成功のコツに思う。上ほど重量を軽くしたいのもある
  • 中から完成させるのが一番なのは、どのイグルーでも同じ
  • ブロックの面が合うように組み合わせて積む方法は、風を避ける保温の面でとても優秀だと感じた。ブロックの面と面が合うように、のこぎりで丁寧にそぎ落とすのは、そこまで手間なことでもない。米山式イグルーでも、穴を開けないことをもっと意識してやったら中の空間の質が良くなるので、取り入れてみたくなった