カテゴリー別アーカイブ: 子どもと建築

JIA愛知|新春、フリーペーパーできます

あけましておめでとうございます!
2か月ほど馬力上げて作っていた冊子モノの入稿が終わりました。JIAこと日本建築家協会の10名以上の建築家のおじさまたちと企画から1年。編集者2名のみ女性という顔ぶれ。編集制作会社に頼めばそつなく美しい仕上がりにできたと思います。でも「手作りがイイよね」とのこと。「建築家の顔が見える」がコンセプトなので30人くらいに登場してもらい、本文レイアウトは内製したので細やかな対応ができたかなと。
フリーペーパー、創刊号と銘打っているけど2号に続くかは読んだ人の反応次第、です。上の写真は全国の有料・無料の小冊子を広げて意見交換をしていた8月21日の様子。入稿した冊子はあさって納品予定。ウォォォォどきどきします。

年末は帰省する日の明け方まで仕事納められず、年内が期限だった宿題を31日にロッテリアから提出、元旦と2日は完全オフ、3日から会議で仕事始めでした! 年賀状はあきらめてしまいました…すみません。ご挨拶いただいた方には、寒中見舞いのお葉書できちんとお返事したいです。
そして2か月まるっと山に行けなかった。娘はというと、秋から風邪をひかなくなり絶好調。ほんっとにありがたい。会話も成立(?)するようになってきて「おかあさんすき」とか言うように! 育児にはしょっちゅうへこたれていますが、毎日ギュ~を取り入れて子どもと笑うことを心掛けているこの頃。心身ともに健康で今年を過ごしていきたいものです。山で町で里で今年もみなさまとお会いできればうれしいです。

もうすぐ2歳です

 雨ばっかりの10月でしたねえ!
 かろうじて天気がもった14日(土)はJIAこと日本建築家協会が長者町ゑびす祭りに出展していたので、行ってきました。割りばしや角材を梁や柱に見立てて遊ぶコーナー。1才児がこんなに熱中していてびっくり。早いものであと2か月で2歳です!
 先日こどもちゃれんじの教材にあった、平面に描かれた室内のイラストをおうちに見立てた人形ごっこをやったら、ちゃんと理解できました。スゴイ。現実の生活空間と、1/50ほどのスケールの仮想空間が一致しているわけです。しかも立体の家じゃなくて、ほぼ平面のイラストです。
 「みんなでおやつ食べましょう~」と言ったら1/50スケールの平面図の食卓に自分も座る、「もうねんねの時間だね~」と言ったら1/50スケールの平面図のベッドに自分も横になる、なんてところは1才児ぽくてかわいい。

捨てられる手帳・捨てられないデッサンの絵

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 5年ほど前の手帳をごみ袋にどさりと入れました。捨てていいんだろうか、わからない。グーグル先生に聞いてみました。意見は半々のようです。スケジュールには未練がなくて、そうではなく講演などから聞いて学んだことやアイディア含め、思考がメモに残されている点に迷いを感じます。でも、プロセスは捨てて、そこからアウトプットされた成果物を保管するという1つの判断基準があるので、手帳はごみ袋に入れました。もっと古い日記帳は? どうだろう、捨てる、かなあ。

 成果物すらも多量になります。わたくし、いよいよ実家に保管して判断を棚上げしていたモノたちについて仕分けなければならなくなってきました。ほんと、これが悩ましい。半分ほどには減らせても、やっぱり捨てられない物がある。
 8割以上を占めるのは大学時代の物たち。実習で作った建築の模型たち、捨てました。明らかに劣化しててくれると捨てやすい。卒業論文や大学院の研究のファイル類、日本に数冊しかないんじゃないかと思われるような研究資料、その分野をやってる人には貴重な本や書類…捨てられず。でもこの先10年、積極的に活用できるとは思えない。その分野をもう一度学ぶことがあっても、たぶん必要な資料は全く同じではないから。手放して二度と見られないこともないと思う。やっぱり捨てるべき? 鈴木先生!
 そして万博時代のもろもろ。プロセスからすべて保管してある。何らかの記録集にまとめておけばよかった。プロセスに関するファイル類は判断基準に従って捨てていいと思うのに、冒頭でごみ袋行きにできた手帳より価値を感じていて、まだ取っておきたいと思っている。

 意外と捨てたくないのが、高3のとき美研で描いたデッサンなどの絵。描いたものを気に入っているんだろうな。こういう成果物を保留するためにも、それ以外をものすごい勢いで捨てるしかない!
 結婚してからの自由な風に吹かれた引越しも3回目となり、濃尾平野のど真ん中、名古屋にほど近い西尾張の町に、今います。伊吹山・養老山地・御嶽山・岐阜の山並みがよく見えますよ~。

甘いモノは一切なし

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 快晴の中、足助(愛知県豊田市)の古い町並みを小中学生の子どもたち27人と散策してきました。同じ顔ぶれで、明日は場所を有松(名古屋市)に移して、さらに理解を深めます。
 今回は町並みの「見た目」を主題に置いていて、それは無機的なものなので、けして誰もがワクワクするようなテーマとはいえない――と、編集を生業にしている私は思います。いくら美しい町並みといえど、見るだけで満足するには、ある程度の人生経験があって美や文化、歴史や風土に関心がなければ。観光だったら、グルメ・温泉・買い物・船に乗るだの人力車(?)に乗るだのという分かりやすいアクティビティーとセットで楽しむことが多いですし、こういったプログラムでも私はついパズルやゲームなどの遊び要素を入れたくなります。
 しかし今回の「子どもまちなみゼミ」では、そんな甘いモノは一切なし!! 思っているよりも子どもは真面目で素直。そして「本物」の体験には、パワーがあるのでしょう。今日は少しの感想しか聞けなかったけれど、本物の体験と、本物を伝えることを仕事にしている専門家に話を聞く体験が、子どもたちの心をどう動かすのか、明日も楽しみ。

 香嵐渓が有名な足助ですが、「カタクリ群生地200m→」の看板に導かれて、つい近くの小山に足を延ばしちゃいました。いやあ美しいですね。心が洗われました。満開となるのはたった2週間だけ。日本の四季は本当にすばらしいです。有機的なもの、無機的なもの、どちらの表情も好きです。

子どもと建築|この本を作る意義

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 近所の喫茶店でお決まりの資料読み込み。手にしているのは「まち路地再生のデザイン 路地に学ぶ生活空間の再生術」。近頃の自分の住む名古屋のまちは何かが面白くないと感じるけど、なるほど、たしかに路地的空間が欠落している。民家が向かい合いできた狭い空間で、飼われている猫が顔をのぞかせたり、住人の趣味であろう植栽がごちゃっと陳列されていたり、それを見たときに気になるけど入っていいのか心がざわつくような、昭和な空気のオープンスペースだ。地面はアスファルトじゃだめで、雑草が生えていたり、瓦や割れた鉢がタイル代わりに敷かれていたり、あるいは古いコンクリの階段だったりするような。
 今の名古屋には皆無なんじゃないかな。昭和生まれの私は実家の隣が長屋で、自分の家の敷地がどこまでかよく分からず、もちろん他人の家の前とは分かっていたけど、出入りしていた記憶がある。
 このところ、「まちなみ」に関する小学生向け冊子をつくっている。学生のころから何かと関わってきた都市センターの企画。いよいよ時間がせまってきて、3月末まで多くの時間をこの冊子に使うことになりそう。何しろシリーズ物で、3月末までに2冊を、少々雑でも形にしてしまうのがオーダー。今2冊目の企画に取りかかり、あらためて資料を読んでいる。出来の悪い学生ながら芸術工学を修士で出て8年、建築や都市の専門用語はスッカリ忘れてしまったけれど、「この問題をどうにかしたい」という感覚的なことは、不思議と書籍の行間から熱く感じ取ることができた。なぜ自分がこの冊子を作るのかの強烈な意味づけであり、私みたいなのが仕事をするときに欠かせないモチベーションのもとになる。建築設計の道を選ばず、たまたまだけど編集の一般企業に勤めていた経験が役立つから、しっかりいいもの作らないとね。子どもたちに、まちなみを見つめる視点を届けると同時に、大人たちの啓蒙もねらいたいな。多分、都市センターの担当者さんもそう思っていると思う。

長々と書いたことはさておき

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子どもの建築活動発表交流会のWSの様子です。安枝さんの「ぽけっとねいちゃ~」、都市と自然の融合という点からとても興味を抱きました。さらにはWS限定でアナログでできたら面白そうと思いました。床に碁盤の目を作り、動植物たちと化した子どもたちが実際にマスに座ってみたりするとか? 「木楽舎つみ木広場」は、最後に大人が子どもたちを飛ばすことにビックリ。なるほど、空間を鳥の目で見る気分はどんなだろう。これは都市計画のWSに応用できそうです。有座さんの「はさみチョキチョキ飛び出すカードWS」は、小宇宙というか、私が好きなプリミティブな学びが体験できちゃうところに共感します。そこから大きな空間への気づきが生まれると思う!

子どもと建築|発表交流会が終わった

 故郷の名古屋に戻って3年目、何だかんだで建築や都市といった人工環境がテーマの集まりに片足をつっこんでいます。この週末、準備してきた子ども建築の発表交流会が終わった。北は仙台、南は九州からの参加がありました。
 環境教育をテーマにしたフォーラムは何を目指しどうあるべきなのか。今回とくに良かった一つが、やはり実際に行ったWS。見ている大人も学ぶことができた。実施団体は遠方からの参加にも関わらず「やるとなったら妥協はしない!」の精神で、実行委員会のゆるいお願いを受けて、頭が下がるような素晴らしいWSをしてくださった。「発表するよりWSした方が伝わる」なんていう団体もいて、それは本当にそうかもしれない。もう一つが、夜の懇親会の盛り上がりが想像を超えていたこと(笑)当日に参加者の発表などを見聞きしていたからこその大宴会になった。
 田口さんと2人反省会をして、発表というと手法や成果の報告が多くなってしまうけれど、「それによって何かをこう変えたい」とか「こうあるべきなのに解決されていない」という理念や動機ももっと知りたいということを話した。難しいけれど、概念的だからこそ分野をまたいで共通の話題ができる。また活動やその人を深く知ることができると思う。
 話は変わるが、私は学生の頃、各実施団体や所属する組織などを「体系化したい」なんて思って論文を書いていた。しかしそれらは違って当然だということに今改めて気づいている。私は最初に「違っている」という認識が足りなかった。全体に位置づけて見渡したいなんて思うのは、研究者の妄想で、当然異なっていて、それは立場によっては正しい解決策であり、一方で正しくない部分があり、共感できることもあれば、相容れない部分も絶対にある。どんな分野にも「あの先生とあの先生は仲良くない」とかがあって、それはある意味正しくて、学術的専門的なことだからこそ「批判し合って当然」。もちろん批判というと聞こえが悪くて、「評価」などの言葉がいいかもしれない。いずれにせよ「互いの活動を批判する・評価し合う文化」は、子ども建築の分野にはあまりない。
 各団体がプライドを持っている――私の活動とあちらの活動は一緒にしないでほしいといったような、こだわっている部分を知り、異なる立場から話し合う。そんなフォーラムは……うーん、やっぱりちょっと攻撃的すぎるかな? 発表交流会をサポートしながら、時々脳内は学生時代にタイムスリップしてしまうマリベでした。皆さん、おつかれさまでした!

今週末は「清里ミーティング」に行ってきます。

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 環境教育の日本のメッカ、清里で開催される老舗のフォーラムで、「環境」(自然・動物・植物・何でもあり)に関する実践者、研究者、学生、行政の人も、それぞれの場から集まる2泊3日。
 私はもとは「人工環境教育(Built Environmental Education)」の研究をしていましたが、就職して登山を始めたり、屋久島やヨセミテでキャンプ生活を体験するうちに、人工か自然かといった見方で環境教育を考えるのは、正しくない気がした。根底には同じ面白さがあった。
 清里に行くうえで“最近の”私の環境教育は何かしらと思ったら、うーん、これだけ山に関する自然や文化のフィールドワークをしているから、あえて言うなら「山岳環境教育」って感じ? ちょっとヘンかなぁ、聞いたことないし。でもまあ、熱心に取り組んでいるのはその辺りってことで、マリベ発・山岳環境教育で自己紹介してきまーす。
ここのところ仕事が途切れずウレシイ悲鳴状態で、正直ちょっと休みたいけど、気張らずリラックス目的に行くくらいの気分で深呼吸していこう(清里ミーティングが取材にできたらいいんだけど、余裕なし)。11月は仕事月間だなぁ。しかし3連休はトヨタ白川郷自然学校に初めて泊まりに行く予定☆ わおー楽しみ!
 写真は、まさかの天然ブナシメジにご対面して喜ぶマリベ。きのこおじさんに教えてもらいました♪ いい香りだった!