月別アーカイブ: 2024年6月

「小さな家」視察ツアー

2024.3.20-21
日本建築家協会 東海支部 愛知地域会(JIA愛知)の住宅研究会が主体となって、住まいの原点を探ろう!というテーマで「小さな家」を視察してきました。まだ春が始まる前の、東京で! 編集に携わっている『建築家プラス』vol.4の次なるテーマは「住宅」に決まり、編集委員や住研メンバーの建築家さんたちとともに1泊2日で行きました。次号は幸子さんと私で分担して制作予定です。

「住宅」といっても、切り口はさまざま。毎号の企画では、建築家さんたちが集まって半年~1年くらいの時間をかけて、あーでもないこーでもないと意見交換をするのですが、会議室で話していても決まらないので、外に出るようにしています。今回は森さん中心に視察先をまとめていただき、

【1日目】
①ヒアシンスハウス(埼玉県)→②スミレアオイハウス(東京都)泊
【2日目】
②スミレアオイハウス→③カップマルタンの休暇小屋レプリカ(埼玉県)

3つの建物を見学しました。スミレアオイハウスは「9坪ハウス」のことで、今は一棟貸しの宿になり、1泊27000円で大人4人子ども2人まで宿泊できます。建築家設計の空間に泊まりで滞在できるのはおもしろい~! 正面のガラス窓は高所作業のように開閉するとか、間仕切りはほぼなくて2階から普通に落ちそうとか、建築家あるあるっぽい空間(笑)

建物はそれぞれ個性、趣がまったく異なり、ヒアシンスハウスは造作がとても美しくて、絵になる建物、空間でした。コルビュジエの小屋は、その中では異色だったかな。

そうした体験から、いい住空間、本来こうあってほしいと建築家が考えるような理想の空間について、皆さんで意見交換しました。まとまらないけど、私の印象に残ったことは、「小さなことでお施主さんはうだうだ文句言わないでほしい」(すべてがカンペキな空間なんてないんだよ、年月が経てば古くもなるし、掃除がしづらいことだってある、でもそういうことを最近あまり理解してもらえなくて)「高断熱高気密とか必要?本当に気持ちがいい空間ってなんだと思う?」(天井が高かったり吹き抜けだったり、窓が大きかったり、いいじゃん)「昔の職人さんはすごかった、昔の素材はよかった」(今はここまでやれる職人さん、大工さん、少ないよね、素材も手に入らないよね)……みたいな話題が出たような🤔もちろんそれだけじゃないんですけどね😅

建築家さんと本当に家づくりするなら、ある程度は施主のほうも懐の深さが必要な気がする。ていうか、そうじゃなかったら、建築家に頼む必要ってそもそもないよね?ってそれは言い過ぎ?(笑) 私はそんな印象を持ったけど、編集ではきっといい感じにまとまっていくと思いま~す。

東谷山親子ハイク実施しました

しだみ古墳ミュージアム
「東谷山で親子ハイクにちょうせん!」

4月下旬、一般を募ったハイキング教室の講師をしました。主催は名古屋市守山区にある「しだみゅー」です。ここは国指定史跡の「しだみ古墳群」があって、それを題材にした博物館が5年前くらいにオープンしています。

管理するエリア内に東谷山198mもあって、国指定の重要な古墳3基や、古墳の上に建つという全国でも珍しい神社(尾張戸神社)があります。今回はその山で、親子登山に挑戦しましょう!という企画でした。

しだみゅーには「子どもが楽しめる資料も作ります!」と見栄を張ったので(笑)A4二つ折りの資料、両面でイラストマップとビンゴカードになるものを制作。今回も我ながらよくできた(笑)山の地図を3Dっぽい鳥瞰図で描き起こすのは、簡単ではなくて、建築の実習で、模型作ったりパース描いたりした経験……絵心にプラスでそうした感性がいるかなと。「分かりやすい!」と喜んでもらえて、当日も地図を活用できたので、作ったかいがありました。

ハイキングはどうだったかというと、トラブルというものが全くなくて、とても完成度の高いイベントになったのではと、ホッとしました。参加親子は30名。東谷山に登ったことのある親子、まったく登山が初めての親子も、数組いました。時間が読めなかったけど、予定通り約2時間で下山完了! 参加した子どもたちがよく歩けていました。

地図にも入れた愛知用水に反応している親子が(笑)古墳もそうで、小3くらいの社会科でちょうど学ぶそうで、「タイムリー!」と好評。うちの小3は古墳を知らないから、住んでいる地域によって学ぶことが違うんだろうな~。

【告知】マリベ登山教室のご案内(6月)

お世話になっている「登山部あさひ」(安藤さん)のところで、マリベ企画の登山教室を開くことになりました! 6/4現在、募集中です◎ →6/8募集しめきり

マリベ登山教室のご案内(6月)

プチ冒険登山を企画します!
行き先は、白山の登山口、
石徹白(いとしろ)の近く
落差40mもある巨爆、
八反滝(はったんだき)‼️
「まるで日本じゃないみたい…!」
そんな驚きの景観を体感できます。
一般的な登山道がないため
渡渉(沢を渡ること)を繰り返し
草木をかき分けながら協力して進む、
初夏のアドベンチャーです。

■日程 2024年6月23日(日)
■ 行き先 石徹白川支流初河谷 八反滝
■ 集合 白山中居神社 9時30分
  docomo電波あり
 ※集合については後日メンバーで相談
  集合場所から現地まで車で15分移動

■ 募集 小学1年以上 20人程度
  基本は親子参加
  中学年以上は親以外の保護者とも参加可
  幼児は要相談

■ 活動 沢に沿って滝をめざすなかで
  膝下まで水に浸かる渡渉を6回します
  転倒したり流されたりしないよう
  大人が沢に立って
  子どもたちを安全に渡しましょう
  心の準備がないと怖いと思うので
  膝まで濡れるつもりでご参加ください
  詳細は参加者にあらためてご連絡します!

■ 内容 歩行3.5時間、休憩1時間 14時頃下山
  (往復3km、高低差250m)
  ※近くに温泉もあり

■ 装備 防水性のない普通の運動靴
   長袖長ズボン、帽子、手袋etc

■ 参加費 3500円/1人
■ 募集開始 6月1日(土)21時~

■ 申し込み メールやMessengerで受付中  →6/8募集しめきり
 宛先 teraimari★icloud.com (★を@に)
 件名「6月マリベ登山 申し込み」
  1.申し込み者のフルネーム
   (子どもは学年も)
  2.LINEの有無(あればID)を記載

■ お願い 年中のマリベ息子の同行を検討中
■ 問い合わせ マリベまでどうぞ!

※2024年5月下旬に現地の下見をしました
※写真は2020年6月下旬の様子です

【マリベ/寺井真理プロフィール】

登山専門誌『山と溪谷』『PEAKS』『岳人』で執筆する 山ママライター。 愛知県山岳スポーツクライミング連盟会員。 年間山行日数80日以上。低山から雪山、沢登り、アイスクライミングまで四季を通じてオールラウンドに山を楽しむ。愛知県出身在住。小3と年中の二児の母で、親子登山は100回以上を数える。豊田市を拠点に活動する「登山部あさひ」のサポートで、小学生の登山にも同行。

【マリベ登山教室では】

山登りという魅力的だけどちょっと危険もある遊びに挑戦したい方が、最初の一歩踏み出せたり、登山の楽しみを広げたりできるような企画をします😊 親子でも、子どもだけでも楽しめる、ただ歩くだけではない、マリベがおもしろい!と思う登山をそのときどきで提案します! ゆる登山から自然体験学習、冒険的な野外活動まで、毎回異なる活動をしますのでお楽しみに✨

普段の活動は、Instagramを参照

https://www.instagram.com/terastudio.maribe/

お会いできるのを楽しみにしています!