自分のためだけに時間を使えることがほとんどなくなるだろうということで、スタジオで贅沢に写真を撮ってもらいました。いわゆるマタニティフォトですが、写真館ではなくデザインスタジオという印象のお店にお願いしてきました。が、簡単に予約が取れるわけなく。臨月になって写真に残したい欲が出てきて探すも、今、記念撮影ってこんなにもビッグマーケットだったのね!!!と初めて気づいた私。多くは子どもの撮影で、平日すら1か月先、土日は数か月先まで予約一杯。たった一枠、キャンセル枠にすべりこめたのでした。
人に見せられない写真を撮ってどうすんだと、できた写真を見て自分に突っ込みましたが、その店は衣装も空間もカメラマンもその店らしさにこだわっているので世界観を楽しむ目的で行ってきたつもり。ファッション雑誌風な写真が撮れ、1回経験してみるのはアリかも。ちょっとした泊まりの旅行ができるくらいのお値段で、しかし人に見せるには抵抗のあるものがほとんどで(笑)何度も、とは思わない(笑)
1つ、撮っておいてよかったとしみじみ思う写真が撮れた。以前、神田うのちゃんが雑誌「anan」で披露した妊娠9か月のヌード写真があまりに美しく、それは妊娠中のおなかだからこそキレイだな~と思ったのです。さらに内田春菊の本にも妊婦の体がおもしろい、写真に残すべきだと書かれ、スパンコールのヘンな衣装に身を包んだ写真などが掲載されていて笑った。
ヌードと思わなくてもおなかを出せば雰囲気は出るので、うのちゃんみたいなポーズで撮りたいとお願いしたら、おなかのラインがとてもキレイに写るものが撮れました。私は老いていく。10年20年後になって「これを撮ってよかった」と自慢げに友人知人らに見せることができるでしょう。ただの娯楽や記録のためではなく、もう少し意味のある写真として手元に残せる気がするのです。だからそれだけは、あえてスタジオで撮れてよかった。私より5つほど年下の女性がカメラマン! 写真ってマジック~!!