白神の記憶 5日目

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 まだ白神のことを書いている。余裕がなくて記録が書けない(汗) せっかく行っても、行きっぱなしじゃだめ。すでに思い出せなくなっている数字があり、でも1日目の記録を見返したら、それが書いてあった。自分に、ナイス! あと2日分を書き残したい。

 ―5日目、私が起きたのは、能代市の“お母さん”宅のソファーベッド。「起きません」と宣言した通り、お母さんが動き回っているのに気づいても7時まで寝ていた。8時頃、朝食。テーブルに並んだお皿は6つ! フルコースみたいだ。お母さんは今日、友人とランチに行くそうで、うきうきしていた。
 能代のお母さんとは、くに子さんといって、前日の沢歩きツアーで知り合った。ツアー中に盛り上がり、たまたま今夜はワンコと二人だから、ぜひ泊まっていってと、独特の秋田弁で呼んでくださったのだ。車中泊かテント泊かと思っていた私は、本当にありがたかった。現地のお宅に泊めてもらえるなんて、旅人にとって最高級の思い出じゃないだろうか!
 この日は二ッ森を登って一度下山、再び白神岳を登って避難小屋泊の予定だったので、くに子さんは昼飯から夕飯に使える食材まで、いろいろ私に持たせてくれた(梨とかガッコとか)。写真の焼きおにぎりは、うにご飯。おいしー! お世話になったお礼はまだ何も返せていないけど、また遊びに行きたいなと、そんなふうに思う。
 国道101号を北上し、前日のツアーでご一緒した方のガソリンスタンドで給油、二ッ森の細い林道に入ると、高度を上げながら11キロも走った。これが、白神山地の天然林の貴重さを認識させたきっかけ、青秋林道だ(秋田県旧八森町~青森県西目屋村を結ぶ林道建設構想で反対運動によって中止された)。林道は、舗装路のまま山に吸い込まれるように終わっていて、緑の生い茂った最後だった。二ッ森登山よりも、この終点を見たことが心に残った。
 再び国道を走り、青森県に入る。白神岳登山口には、平日の月曜だというのに数台の車があり、宴会している方も。明日一緒に登ろうと誘ってもらうも、明日は飛行機で帰らねばならない。一人で登り始めた。スーパームーンに当たったようで、月は大きかった。