御嶽山。今回は北御嶽に行きました。
御嶽って、頂上部がとっても広い。2014年に水蒸気爆発が起きたのは南端で、そのとき今回訪れた五の池小屋付近では数センチの火山灰が積もった程度。ほとんど被害はなかったそう。しかし当然ながら翌年の登山者は激減、立ち入り禁止区域も広範囲だった。2017年の今は噴火のあった剣ヶ峰や一ノ池周辺と、さらに南の被害を受けた登山道を除いて通行可能になっている。
そんな噴火後の御嶽山事情。あまり話してほしいわけじゃないんだと、小屋番さんがぼそりとつぶやかれたのが印象的でした。
噴火が起きてしまえばそれ相応のことを覚悟しなければならない。しかし2014年の北御嶽でいえば私たちが外から想像しているよりずっと被害が少なかった。北御嶽はもともと、山頂部の最高地点ではないことから南に比べて人の少ないエリアで、剣ヶ峰の荒々しい雰囲気とは違う、花あり小川ありライチョウありの表情豊かな自然がある。その魅力は幸い噴火後も変わっていない。だからもっと魅力の方を知ってほしい、見にきてほしい。そんな思いから発された言葉と想像しました。
噴火に限らず、登山というのは自然のただ中に少ない装備を身にまとって入っていくこと。スポーツやレジャーの場でもあるけれど、人間の都合とは無関係に容赦ない厳しさもあった。雪崩とか急な増水、爆弾低気圧など……。それでも山に行くのは、やっぱり都合よく安全だと解釈してるのかもしれないし、神々しいような美しい一瞬のためかもしれない。
身分不相応なことを書き連ねましたが、御嶽山に登るなら噴火後の状況、登山者の様子を知りたかった。見聞きしてきたことをここに残します。
現在、噴火前の5割くらいはお客さんが戻ってきているそうで、想像より多いな!と思いました。私が泊まったその日は小屋の定員いっぱいのお客さんで、今シーズン一番のにぎわいだったそう!「噴火から3年、今こうして五の池小屋の運営が出来ているのも、訪れる人達がいるからこそ」。言葉が身にしみます。10月半ばに入り小屋周辺には積雪が。この週末が今年の最終営業となるそうです。
