私の5作目のイグルー!
まさかの、北極圏式で
子どもと雪遊び&親はイグルー練習と思って奥美濃の揖斐高原に行ったら、今週どっととけてしまったようで、積雪が15cmしかない。多くて20cmといったところ。ガシガシの棒アイスみたいなかたい雪で、これじゃ子どもの雪遊びもいまいち💦
あまりの少雪にモチベダウンしてしまったけど、時間的にここで遊ぶしかない。ふと、昨日見たノルウェー式のイグルー動画を思い起こし、「これだけかたい雪ならやれるかも?」と試してみることにする。(米山さんが2023年2月にアップしたブログにリンクされていた動画)
そのノルウェー式は、本場の北極圏式をなぞったもので、米山式とはまったく異なるものだった。大きな平たいブロックを切り出し、スノーソーで斜めの角度に丁寧に面取りして半球になるように傾けながら組み合わせていくもののようだった。
いわゆる、本来のイグルーの作り方。初めてやるには難しい方法で自信はなかったが、雪がかなり強固だったうえに、接着力も程よくあり、なんか思ったよりうまくいく。積雪がないので掘り下げられず簡易的な大きさになったけど、手ごたえを得るには十分な体験だった!
見た動画は断片的だったので、やりながら学ぶことも多かったのと、北極圏式で完成を目指すにしても、米山さんのイグルー合宿で学んだコツの多くが役立った。そしてこの北極圏式を体験することで、そのやり方のいいところも分かり、取り入れてもいいかも…と思う部分もあった。
それにしても、北極圏式のイグルーも、雪質さえ合致すれば、十分やれるものなんだ!というのは発見。ブロックを傾けて支え合わせながら積んでいくなんて、神業だと思ってた。同行のあゆこさんに、私が建築出身なのはいくらか影響があるんじゃないかと言われ、もしそうなら嬉しい。
【気づいたことメモ】
- 1段目の底面に斜めの角度を作れば、2段目以降に載せるブロックの底面は角度をつけなくてもいい
- 隣同士の面が合うように角度をつけるだけでなく、上に行くほどすぼまるので、四角いブロックのままでは下が空いてしまう。正確にはブロックの上が短くて下が長い台形となるはずだけど、3次元で理解してのこぎりを操作するのは難しかった
- 下から上に上がるほど、水平断面の円の直径が小さくなるので、載せるブロックの大きさをバランスよく小さくしていくことが成功のコツに思う。上ほど重量を軽くしたいのもある
- 中から完成させるのが一番なのは、どのイグルーでも同じ
- ブロックの面が合うように組み合わせて積む方法は、風を避ける保温の面でとても優秀だと感じた。ブロックの面と面が合うように、のこぎりで丁寧にそぎ落とすのは、そこまで手間なことでもない。米山式イグルーでも、穴を開けないことをもっと意識してやったら中の空間の質が良くなるので、取り入れてみたくなった