寒くなると名古屋人の冷蔵庫には「味噌煮込みうどん」が常備されます。味噌のスープをフーフーいいながら胃に流し込むと、ああソウルフードってこういうものをいうんだと魂が震える思いがします。そのとき、パンプキンもきっと一緒に魂を震わせていると思います。
そんなこんなで今日から臨月。パンプキンは近頃大人しく、少し前までの理解不能な痛いくらいのアニマル的胎動から、やんわりと遠慮がちな人間ぽい胎動に変わった気がします。ビクッとなるのは寝ピクに違いない。妊娠9か月は、小牧山を入れたら3回近場のよく整備された自然歩道を歩きました。何しろ時期がいい、晴れた日には黄葉や紅葉がほんとにきれいで、濃尾平野がスカッと見渡せる。しかしそろそろ公園のようなところを選んでお散歩しなくちゃな。「おんぶもできないし救急車も来れない」と夫が心配します。そうまでしてどうして? という声が聞こえそうですが、歩きに行くと、パンプキンをおなかに入れて散策できるのもあと数回、もしかしたら今日が最後かもしれないと思うのです。それがなんとも淋しい。「早く出てこないかな~」と思っていたけど、今は「もう少しおなかにいてね~」という気分なのです。この先再び妊娠することがなかったら、本当に本当にこうやって歩けるのも最後かもしれない。だからもうちょっと一緒に歩こうね~と声をかけています。
生まれたあともそりゃいいもの。でもおなかがポッコリ出て子どもがおさまっているこの摩訶不思議な体の妊娠中も、なかなかいいものです。
