天国とも地獄とも思えるような

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 摩利支天大滝は、本当の5級だった。強固な結氷で、90度といって間違いないバーチカルで、出だし薄かぶりだった。目にすることは簡単だけど、これに触れるのは、登る自信のある者のみ。そこには私たち以外に10数人のクライマーが集まっていて、みな、登る技術もクライミングの所作も、腕に覚えのある人ばかりで、その空気感にドキドキワクワクしちゃった。それで魔法をかけられてしまい、勝手に“トップロープなのに落ちられない舞台”だと思って、気合いマックスで登った。

 友人の本気トライは自分もヒリヒリして苦しかったけど目をそらさず見届け、上部で断続的に起きる雪崩が滝上から吹き出すときは天国とも地獄とも思えるような自然のすごさを感じて。課題と目標を胸に刻みながら、思う存分アタックした。屈強なクライマーの登りも間近に見て、何なんだろう、いろいろなことがあった摩利支天大滝。
 結果、いいことも悪いことも、混ぜこぜだけど、私はすごく楽しかったぞ! この場に挑戦してくれたよしおさん、ありがとう! 4人でしゃべったり小滝で遊んだりした時間も、いいもんだった。今季のアイス、まだ諦めきれないかも(笑)