カテゴリー別アーカイブ: 子どもと建築

JIA愛知|建築教室「お店をつくろう」

久々に子どもと建築の活動を見学。
日本建築家協会(JIA)の黒野さんが豊橋で10年以上続けている「お店を作ろう」。この小学校では小1の頃からまちづくりに関する工作や調査を続けていて、私は小4の授業を見学。模型作りをする前のガイダンス、何を作るか考えたり、材料の説明をしたりしました。

写真は、黒野さんが毎年更新しながら集め続けている材料の箱コレクション。各地のおしゃれな銘菓や模型作りのヒントになる使いやすい形が揃ってて、この5倍くらい!?の量を保管しているそう!

テーマをいくつか用意していて「夏を売るお店」では「涼しさを売る」「海やプールを売る」「怖い話を売る」、「豊橋を売るお店」では「ヤマサのちくわ」「ブラックサンダー」「なす」「メロン」「豊橋市公会堂」「トヨッキーグッズ」などなど。小4って見た目はもう5~6年生くらい大きくて私と身長変わらないんじゃないかというくらいなんだけど、とても可愛い。手を挙げて当てられたら「忘れました!」とか! 妊婦を見たことがないと言って「おなかに赤ちゃんいるんですか?」「触っていいですか?」と声をかけられるのも可愛い。FBに彼らの可愛い様子を顔出しできないのが残念!
7月下旬の模型作りは行かない予定だったけど見学に行きたくなってしまった。真夏の体育館は汗ダラダラ必至だなー。行けたら行こう。

ベネッセ|コルビュジエ

世界遺産について調べている。
あらためて見るとコルビュジエの建築は感性を刺激する。芸術工学部に入学したとき建築を専攻するとは思っていなかった。ロンシャンの礼拝堂を写真で見て知り、コルビュジエというがいると知り、それがなかったら建築の勉強はしなかったと思う。
2016年、世界に点在する17の作品群が文化遺産になった。上野の国立西洋美術館は東アジアにある唯一の作品で、その仲間入りを果たしている。一個人の建築群が世界遺産になっている例はほかにガウディがあるけれど、コルビュジエの、20世紀近代建築の原則をうたって世界各地に共通した作品を生み出したものとは異なる。デザインというものを学びたい意欲をかきたてたのも、ガウディじゃなくてコルビュジエだったからだ。
写真をながめているだけでワクワクする。身近にこんな空間があったら素敵だなあ。
(資料「世界遺産年報2017」より)

JIA愛知|建築家と一緒に名駅建築めぐり

建物の成り立ちや建築家の思いを知ると、何気なく見ていた建物が身近に感じられます♬
思わず誰かにしゃべりたくなりますよ~!
HIROBA magazine(運営:広瀬企画)さんは『建築家+』の表紙デザインもしてくれています☆
スッキリ青空の日で気持ちいい!

JIA愛知|できました!『建築家+』

 『建築家+(プラス)』、1月創刊(!?)しました!
 「建築家の職能をもっと知ってもらいたい!」「建築家をもっと世の中のさまざまな場面で使ってほしい!」という熱い思いで、日本建築家協会(JIA)の愛知の会員さんたちが立ち上げたフリーペーパーです。

 出てくるのはほとんどオジサン! 飲むのが好きでとにかく建築愛にあふれた人たちです。私たち編集者2名(私といとさちさん)と少しの建築家だけが女性! 建築家になじみのない人に手に取ってもらえるものをと作ってきましたが、テーマが建築家なので基本マニアック! でもお祭りってすごくローカルで内輪のものでしょう? 当人たちが楽しくやっている姿を見せられればよいはずなのです、きっと。創刊号は名駅エリア特集で、あえて住宅建築を取り上げず、超高層ビル2つとステンレスでできた巨大なモニュメントを紹介。これは挑戦ですか…!? 結果的にそうなったんですが、反応がとっても気になります。
 読者の頭の片隅に、ちょこっとでも建築家という存在が「プラス」できたら幸いです。
 読んでみたいぞ!という方にはお送りしますのでコメントください♪ 建築よくわからん、愛知行ったことないという方でもどうぞ~。

(私はただの山オンナですが大学で建築設計を学んでおりました~)

JIA愛知|新春、フリーペーパーできます

あけましておめでとうございます!
2か月ほど馬力上げて作っていた冊子モノの入稿が終わりました。JIAこと日本建築家協会の10名以上の建築家のおじさまたちと企画から1年。編集者2名のみ女性という顔ぶれ。編集制作会社に頼めばそつなく美しい仕上がりにできたと思います。でも「手作りがイイよね」とのこと。「建築家の顔が見える」がコンセプトなので30人くらいに登場してもらい、本文レイアウトは内製したので細やかな対応ができたかなと。
フリーペーパー、創刊号と銘打っているけど2号に続くかは読んだ人の反応次第、です。上の写真は全国の有料・無料の小冊子を広げて意見交換をしていた8月21日の様子。入稿した冊子はあさって納品予定。ウォォォォどきどきします。

年末は帰省する日の明け方まで仕事納められず、年内が期限だった宿題を31日にロッテリアから提出、元旦と2日は完全オフ、3日から会議で仕事始めでした! 年賀状はあきらめてしまいました…すみません。ご挨拶いただいた方には、寒中見舞いのお葉書できちんとお返事したいです。
そして2か月まるっと山に行けなかった。娘はというと、秋から風邪をひかなくなり絶好調。ほんっとにありがたい。会話も成立(?)するようになってきて「おかあさんすき」とか言うように! 育児にはしょっちゅうへこたれていますが、毎日ギュ~を取り入れて子どもと笑うことを心掛けているこの頃。心身ともに健康で今年を過ごしていきたいものです。山で町で里で今年もみなさまとお会いできればうれしいです。

もうすぐ2歳です

 雨ばっかりの10月でしたねえ!
 かろうじて天気がもった14日(土)はJIAこと日本建築家協会が長者町ゑびす祭りに出展していたので、行ってきました。割りばしや角材を梁や柱に見立てて遊ぶコーナー。1才児がこんなに熱中していてびっくり。早いものであと2か月で2歳です!
 先日こどもちゃれんじの教材にあった、平面に描かれた室内のイラストをおうちに見立てた人形ごっこをやったら、ちゃんと理解できました。スゴイ。現実の生活空間と、1/50ほどのスケールの仮想空間が一致しているわけです。しかも立体の家じゃなくて、ほぼ平面のイラストです。
 「みんなでおやつ食べましょう~」と言ったら1/50スケールの平面図の食卓に自分も座る、「もうねんねの時間だね~」と言ったら1/50スケールの平面図のベッドに自分も横になる、なんてところは1才児ぽくてかわいい。

捨てられる手帳・捨てられないデッサンの絵

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 5年ほど前の手帳をごみ袋にどさりと入れました。捨てていいんだろうか、わからない。グーグル先生に聞いてみました。意見は半々のようです。スケジュールには未練がなくて、そうではなく講演などから聞いて学んだことやアイディア含め、思考がメモに残されている点に迷いを感じます。でも、プロセスは捨てて、そこからアウトプットされた成果物を保管するという1つの判断基準があるので、手帳はごみ袋に入れました。もっと古い日記帳は? どうだろう、捨てる、かなあ。

 成果物すらも多量になります。わたくし、いよいよ実家に保管して判断を棚上げしていたモノたちについて仕分けなければならなくなってきました。ほんと、これが悩ましい。半分ほどには減らせても、やっぱり捨てられない物がある。
 8割以上を占めるのは大学時代の物たち。実習で作った建築の模型たち、捨てました。明らかに劣化しててくれると捨てやすい。卒業論文や大学院の研究のファイル類、日本に数冊しかないんじゃないかと思われるような研究資料、その分野をやってる人には貴重な本や書類…捨てられず。でもこの先10年、積極的に活用できるとは思えない。その分野をもう一度学ぶことがあっても、たぶん必要な資料は全く同じではないから。手放して二度と見られないこともないと思う。やっぱり捨てるべき? 鈴木先生!
 そして万博時代のもろもろ。プロセスからすべて保管してある。何らかの記録集にまとめておけばよかった。プロセスに関するファイル類は判断基準に従って捨てていいと思うのに、冒頭でごみ袋行きにできた手帳より価値を感じていて、まだ取っておきたいと思っている。

 意外と捨てたくないのが、高3のとき美研で描いたデッサンなどの絵。描いたものを気に入っているんだろうな。こういう成果物を保留するためにも、それ以外をものすごい勢いで捨てるしかない!
 結婚してからの自由な風に吹かれた引越しも3回目となり、濃尾平野のど真ん中、名古屋にほど近い西尾張の町に、今います。伊吹山・養老山地・御嶽山・岐阜の山並みがよく見えますよ~。

甘いモノは一切なし

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 快晴の中、足助(愛知県豊田市)の古い町並みを小中学生の子どもたち27人と散策してきました。同じ顔ぶれで、明日は場所を有松(名古屋市)に移して、さらに理解を深めます。
 今回は町並みの「見た目」を主題に置いていて、それは無機的なものなので、けして誰もがワクワクするようなテーマとはいえない――と、編集を生業にしている私は思います。いくら美しい町並みといえど、見るだけで満足するには、ある程度の人生経験があって美や文化、歴史や風土に関心がなければ。観光だったら、グルメ・温泉・買い物・船に乗るだの人力車(?)に乗るだのという分かりやすいアクティビティーとセットで楽しむことが多いですし、こういったプログラムでも私はついパズルやゲームなどの遊び要素を入れたくなります。
 しかし今回の「子どもまちなみゼミ」では、そんな甘いモノは一切なし!! 思っているよりも子どもは真面目で素直。そして「本物」の体験には、パワーがあるのでしょう。今日は少しの感想しか聞けなかったけれど、本物の体験と、本物を伝えることを仕事にしている専門家に話を聞く体験が、子どもたちの心をどう動かすのか、明日も楽しみ。

 香嵐渓が有名な足助ですが、「カタクリ群生地200m→」の看板に導かれて、つい近くの小山に足を延ばしちゃいました。いやあ美しいですね。心が洗われました。満開となるのはたった2週間だけ。日本の四季は本当にすばらしいです。有機的なもの、無機的なもの、どちらの表情も好きです。