あけましておめでとうございます! 言い訳ですが年賀状は昨日投函しました…………orz
年始の山ママ活動で、初めて岐阜の美濃加茂にある「高木山の岩場」に行ってきました。行き先に迷っていたら、尊敬するレジェンド沢ヤのがおろさんが、その日は一人で開拓されていると聞き、あわよくば案内してもらえるかも!?と、出かけてきました。
すばらしい。チャートで脆いことだけ注意すれば、これだけの規模かつこれだけのボルトが整備された岩場って、ゲレンデとして挙げるなら東海圏でピカイチでは。ボルトの数が多いので、相当なお金が費やされて、地元山岳会が大切に育てた岩場だと思った。まだ全容を見られていないけど、フリークライマーよりも山屋に適する、じつに自分向きだと思った。入山料支払っていいくらいと思ったけど、あくまで私有地だからそういうわけにもいかないのだろう。
早朝から活動したかったので、かずちゃんと8時待ち合わせ。周囲は霜がおりている。寒いけど、上下ともに2枚着て、ベストを着ればなんとか。8時40分にアプローチほぼゼロで北尾根の末端から登攀開始。
二人とも産後、ほとんどクライミングの練習はしていない。まだ岩や沢に行っている私がオールリードのつもりで。「ビレイと、懸垂下降はできるよね!」と確認して、「だめなら残置して懸垂しよ~」。でも予想してた通り、北尾根は易しい岩稜で、各ピッチに3~5m程度、2級程度の岩登りがあるくらいだった。40mに足りないロープというのもあるし、傾斜がないので摩擦で全然流れなくて、20~30mで頻繁にピッチを切った。8ピッチくらい登った。ロープワークの練習になった(笑)
ピンクテープのあるところに出て、終わったことを認識し、休憩タイム。高木山の山頂にはいつでも行けるので、今日は踏み跡を、別の岩場に向けて下降していった。
すると、すごいな、あっちもこっちも見晴らしのいい岩場の連続! 南稜という尾根に来たようだ。上のテラス(南壁の頭)から下のテラスまで来ると、気になる誰かの残置……。がおろさんじゃないかな? そこからは階段状に大きなスラブを見下ろしていて、その基部まできて、急な側面をのぞき込むと、がおろさんがロープにぶら下がっていた! 会話するには遠い。
時間的にどうしようかとかずちゃんと相談。このスラブが南稜の4ピッチのうちの2ピッチ目と3ピッチ目だろうと考えて、登ってみた。高度感があり、岩登りしてる~って感じだった。今回は真ん中を登ったけど、左右にもボルトがあった。テラスでビレイしていると、がおろさんが別の方向から上がってきた。風が強くなり寒くなってきたので、切り上げるそうだ。がおろさんは、南稜バットレスに2本のルートを整備しているそう。ちなみにこの岩場をメインで整備されているのは、別の山岳会の方。
すぐとなりの岩尾根エリアと呼ばれる岩壁には、20?本くらいの短いルートも設定されている。岩が脆いので少し心配だけど、フリークライミングが楽しめるそうだ。末端にNPの5.5~5.7くらいの快適そうな課題もあって、次回はそこ行ってみたい。せめて5.8くらいOSできるようになりたいと思うマリベなのであった。
家から1時間くらいでこのスケール。すごく楽しかった~!