書かなきゃいけないのです

 昼も夜もない生まれたての赤ちゃん。深夜、授乳を終えて寝かしつけても眠りが浅いようで、何事か声を出しながらしきりに顔や手を動かしています。目的や意志のない不規則な表情や動き。えも言われぬ情に心がざわざわします。「我が子はかわいい」、は本当でした。現時点でMAXかわいいと思っているので、次なる疑問は「我が子はずっとかわいい」のか? つまり今後育って大きくなっていく中でいとおしい気持ちが変化してしまわないのか、そんな親バカ的クエスチョンに気を病みます。

 明日で生後10日。いろいろ書きたくてしょうがないのだけど、ベビーと向き合う時間と別に書くことに向き合う時間をうまくつくれない。ちょっとの合間に脳内を整理できるほど器用なライターでも詩人でもなく。そう、ただ記録的でも赤裸々でもいいので、出産の細かな経過は書いておきたい。眠ろうと目を閉じるたびにフラッシュバックしてくるものが、10日で薄れつつある。
 分娩の後日にやってきた心の妊娠の終わりの時に涙が止まらなかったこと、お七夜を迎えて「パンプキン」を卒業したこと、生後10日なのに着々と成長する彼女の変化に心がついていかない気持ち、5日間の入院期間中の母乳育児24時間トレーニングが濃密で苦しかった分かけがえのない時間になったこと。産後はゆっくりリラックスしてなるべく母子の穏やかな時間を過ごすべき。けれども職業病とでも言ってください。それでも書き留めて、表現するべきなのです。続きは、あらためて!