岳人|南宮山と象鼻山ガイド

養老町の北端にある象鼻山。

来週末くらいが桜の見頃っぽいです。発売中の岳人4月号「とっておきの山歩き」P.122-123で、ルートガイドを書いてますのでご紹介! 桜は40年ほど前に山頂緑化事業で植樹されました。

一帯は、象鼻山古墳群と呼ばれる墳墓がひしめく遺跡で、弥生時代後期から古墳時代前期に大規模に造成されて一斉に造墓を進めた、とてもめずらしいもの。象鼻山の「鼻」は、名神高速道路を造った際に失われて、今では米軍の空中写真くらいでしか見ることができないそうです。

弥生時代は、この近くまで湾が入り込んでいて、ここは海からも陸からも要衝だった。そして最も大きな「1号墳」は、濃尾平野からの見栄えを意識して築造されたと考えられているんですって! この地域の王様の墓だったのかしら。山をそんな大昔の風景、出来事とリンクさせて考えることってないので、稀有なところです。

象鼻山についての取材ノートから、うんちくばっかり書き連ねました。面白いでしょ?笑