3才になった娘の成長

昨年9月の写真。最近よくこの時の娘を思い浮かべます。2歳8か月。頑固な表情で泣きはらした顔をしていて、どろどろに溶けたソフトクリームをそれでも満足そうに食べている。こぼれたアイスを拭いたティッシュが山盛り。

いわゆる「イヤイヤ期」に私の困惑がピークに達した瞬間だった。たいへんだとはずっと思っていたけど、この時が頂点だった……。思えばまだ2歳なのにね。アイスを買うことを条件に数十m歩いてほしかっただけのことが、彼女は歩きたくなかった。私はここまでずっと娘を背負っていたので、ポニー見学で下したついでに数十mだけでも歩いてくれたら満足だと思っていた。先に行って待ってるねと置いていったら泣いて入口まできて座り込んだ。気をきかせた店員さんがお金を払ってないのにアイスを作って娘に差し出すも、アイスなんかどうでもいいんだ、お母さんに抱っこしてほしいんだという身振りで全拒否。そこからどうやって泣き止み、アイスを食べるところに至ったのかは記憶が曖昧。当時、こんなやりとりが日に何度も起きていた。その時の私を特に絶望させたのは、店員のおばちゃんが「うちの子はここまでじゃなかった」「根性ある子ね」と言ったからだった。疳の虫封じの祈祷を真剣に考えた。やってないけど。

近頃の娘は、賢くなったのか母の気持ちを察するようになったのか、我慢できるようになったのか、イヤイヤが短時間で終わるようになった。時々ガチンコにはなる、例えばだいぶ前だけど「帰ったら手を洗う」をどうしても嫌がりひどくケンカした。しかし翌日から今日までほぼ洗ってくれている。たまに嫌がっても「お母さんが抱っこして(洗ってほしい)」というので毎日じゃないから従っている。他には歯磨きがとにかく嫌で3歳頃までもうやってられないので放置していた。ところが今は週に5日はきちんと磨いている。
この変化を振り返ってみると、3歳になったことと、それを本人が認識して自分を「大きくなった」と周囲と並べて考えられるようになったことが言い聞かせる際の成功要因になっている。成長を感じるたびにあの日の娘と自分がよみがえって。何とも言えない気持ちになっています。