娘が初めて、自分で歩いて頂上まで登った。
正確には抱っこをたくさんしたけれど、背負子は使わず、手をつないだり両手を取ったりしながら、自分で歩けるところは歩いた!
毎度の母子登山。それ自体は何ら特別なことではないけれど、これは母と子の登山の歴史をぬりかえる大事件、コペルニクス的転回といってもいいくらいで、私は体力はほぼ使っていないのに娘のサポートをいかにするか、どんな声かけをするか、押すか引くかみたいな駆け引きで頭はフル回転、完全燃焼っていうよりは超難解なパズルに全力で挑んだかのような達成感に震えた。笑
ま、標高は369m。標高差たった50m、往復2km。でもすごいことと思う。いろいろな積み重ねがあっての今日だったなぁって。2才9か月。運動が得意そうではなく、母と二人登山では集団心理も期待できない。登山はラクじゃないので本人の意思がなければ無理。だからときどき聞いていた。「山は好き?」「お母さんと山登り行きたい?」すると「好き」「行く」という。そうなんだ、と思った。
道中は、難しそうなところは無理せず両手を取ったり抱っこをしたり。わざと遅れて「待って~」と後ろから言うと喜んで走ったりしていた。しかし何度か足が動かなくなって座り込む。最初はおやつタイムにすることで気持ちをキープ。二度目は全然動かない。何分待ったんだろう。そのうち「おうちに帰りたかった」「お母さんきらい、お父さんがいい」などと言う。でも泣きはしなかった。頂上を往復してきたお兄さんが「景色がよくて海や船が見えたよ」と話しかけてくれ、娘のやる気メーターがピクリと動く。抱っこもしたけど、最後は自分で歩いて頂上へ! 下りは無理せず抱っこメインと思いきや、平たんになると本人も歩いてくれた。
この秋は瑞牆山と蓼科山と美ヶ原と100名山テーマに背負って歩き、このままじゃ背負ってもらうのが当然という子になるんじゃないかと心配し始めたところだった。でも母も学んだのだ。
子どもをサポートする登山は私も初心者で、どんなに小さな山でも、2時間のミニ登山でも、お母さんは楽しかったよ。これほどの達成感は久々だったもん。新たな扉が開けたかな!

