月別アーカイブ: 2024年10月

前穂高岳・屏風岩雲稜ルート

この秋、アルパイン3部作

7月、小太郎岩であぶみトレ、9月、御在所岳の中尾根と、三ツ峠山マルチを日帰りで登りに行き、10月にかけては本チャンとして北アや八ヶ岳で3つの岩峰に行くことができた。なかでもいちばん大きかったのが、北アルプス前穂高岳の北尾根末端にある、屏風岩東壁、雲稜ルートだった。

私が屏風岩に行くなんて本気?

上高地から横尾に行き、涸沢に向かう途中の登山道で左手に見上げるたび、こんな大岩壁を登る人はどんなすごいクライマーなんだろう。縁のないルートだと思っていたので、ふわっと「1泊2日で本気で考えてみません?」と言われたときには、何を言っているんだと思った。2か月後くらいの日程を仮で決めた翌朝「あれは夢だったのかな」と思ったが、そうでもなかったらしい。

たまたまあぶみトレをしたのが大きかったと思う。屏風岩雲稜ルートは人工登攀のピッチがあるので。何でもやっておくと役に立つ。

日程を決めても、雨が降ったり、家族みんなウイルス感染したり、仕事の都合がつかなくなったりと、必ずしもうまくいかないものなので、本当に行けるかなぁとは覚悟していた。しかし天気がよく、何事もなく当日を迎えた。

屏風岩雲稜ルートの重さ

屏風岩雲稜ルートを目指すギアは、普通のクライミングの比でなく重かった。人工ピッチのためにヌンチャクは各自13本、ロープは60mハーフ、あぶみ1セットなどを用意した。軽量化でテントを省略してツエルトで寝たけど、それくらい絞って正解だった。欲張って、屏風の頭に抜けることを想定した計画を立てたので、帰りのバスに乗れず、沢渡まで釜トンネルを越えて歩くことになり、最終的に2日間で52kmも歩いた。車に戻れたのは深夜0時を過ぎていて、帰りはコンビニやSAを通るたびに10分仮眠するほど眠かった。

それでも自分たちは山ヤなので、できれば同ルート下降ではなく上に抜けたくて、そういう計画を立てていた(実際には現場の状況から上には抜けず、同ルート下降したけど)。終バスも終タクシーもないと分かっても、「まあ歩くしかない」と思うだけだったのは、最初から歩くことを想定して、平湯ではなく沢渡に車を置いたところにも表れている。

縁あって、3つのルートへ

雲稜ルートのあとは、錫杖の岩場で注文の多い料理店(と左方カンテ)、先日は八ヶ岳の大同心雲稜ルートもトレースすることができた。これすべて10月。先輩方は、マリベがリードしたのかと聞いてくるけど、左方カンテ以外はしてない!(笑) 雲稜ルートはとにかくスピード重視で、完登することが最大の目標だったので、私がリードしないほうが成功率が高くなる。注文は現地で見て迷って、なんか自信が持てず。大同心雲稜は激ムズだった(笑)

このなかで、次に行ったら私もつるべで登りたいと思ったのは注文。見張り塔からずっとも、行くまでは自分には縁がないと思うルートの一つだったけど、来年は挑戦したいと思った!

泊まりで山に行って留守するのを文句言わずに許可してくれる夫にありがとう~。子どももときには淋しいかもしれず、ぜったいに事故ケガなく帰らなくてはと、思っています。

【山と溪谷】日本百低山特集

今度はリアルタイムでの告知!

『山と渓谷』2024年11月号(10/15発売中)
決定!日本百低山全国の山のプロと編集部が厳選!

人気の特集が今年も発売となりました。本屋さんでたぶん平積みです! その特集で、私は「26人の山のプロ」に加えていただいて、身に余る光栄!

中部エリアで三ツ瀬明神山、神石山、金華山、関西エリアで御在所岳を担当。ほか、今月も巻末の「季節の山歩き」のトップバッターで下呂市の中根山(下呂富士)を大きく紹介することができました。

全国の著者の多くは、写真家や登山ガイド、自著を持つ編集者、ライターさん。私は肩書きや分かりやすい実績はないけど(今は)、若手&女性というのを強みに、これからも中部エリアから山の楽しさを発信したい。

低山と雪山は自分の得意分野で、今シーズンも冬にかけての今が、年間でもっとも多くのページを受ける時期となっています。12月号・1月号も、たくさん書いたり撮ったりしているので、お楽しみに~

【岳人】2024年10月号秋山

また雑誌の発売が更新されたタイミングで報告を…(笑)告知になってない💦

『岳人』2024年10月号特別編集・秋山で 2山紹介してます。モンベルショップだと、バックナンバー揃ってます! 特集はいつもの紅葉の名山で、私はこの2つを担当しました。

  • 【三重/滋賀】鈴鹿山脈 竜ヶ岳~静ヶ岳
  • 【愛知】豊橋自然歩道 岩屋観音~松明峠(東山)

フリーマガジン『建築家プラス』で取材した「二川本陣資料館」を、下山後の立ち寄りスポットで掲載してまーす!

今日発売の『山と渓谷』は日本百低山が特集。そちらでは特集と巻末の連載(p210-211)に5山執筆しました。本屋で平積みされてそうなので、探してください!