カテゴリー別アーカイブ: 山行報告

めずらしく山に通えています

鎌ヶ岳、竜ヶ岳〜静ヶ岳、ダイラの頭、そのあたりの名のない尾根。この二週は連チャンで息子クンを背負子に入れて計15kgを背中に担ぎ、標高差500mオーバーのがっつり登山へ。自分でもようやるわと思う。道のない尾根は、斜面に平坦な道が切られていないので足への負荷がきつい。踏み込んだ足首と指先に重みがのしかかる。それだけでなくモンキークライムすると(それくらい部分的に急だった)運に見放されたら(木が折れたら)まず踏みとどまれない。高巻きかよっていう手がかりのないトラバースも怖かったのよ……。こう書けば書くほどあぶなー!

息子クンは何も知らず、いつもカメラを向けると笑ってくれる。写真はそんな山の収穫。

麻婆豆腐丼に混ぜたのはシャキッとした歯ごたえが特徴のクリタケ。量が少ないから今回はこんな料理に。ぷりぷりの天然ナメコの幼菌はおろしぽん酢で(ウマ!)、収穫が他になければ食べるけど人にはあげられない老菌は塩でゆがき、ごみや虫(!)をある程度追い出してから、鍋で。我が家の子どもらはなぜかキノコはよく食べます。

交通費もかけてそこまでしてこのキノコ採りに何の価値が……と思うけど、山好きには似たような人が大勢いる。みんな addicted to キノコなんでしょう。私の子どもに生まれると11月の冷たい風に吹かれる山中に連れ出される運命。

色付き始めも見事!

山が最近足りなくて、常緑樹が多い森歩きでなく青空の映える高度感が欲しく、しかし時間がないからサッと登れるところへ。

この辺りの紅葉はまだまだでした、なんてレポートされてるけど、山に飢えた私にとっては素晴らしいもの。今年の紅葉は当たり年?予想以上に色付いてて、たくさん頭上を見上げたので首のいいストレッチに(笑)

山はもう、こんなに秋めいていたのね。

やぶこぎネットのおじさまたちなら、山の名前は書くまでもありませんね。恥ずかしながら初めて登りました。この写真を撮った場所は、かつては一般道?もっと先まで縦走してみたくなりました!

過去の今日

Facebookを開くと、6年前に一番反響が大きかった記事といって、3泊4日裏剱ルートの紅葉が飛び込んできた。その秋最初の「見事な紅葉」を皆さんにシェアしていた過去の私。未来の今の私は、受け取る側!いいなあ~

前にブナ林の紅葉(黄葉)やきのこについて取材をして原稿を書いたのを久々に読み直したら、「へ~!」って自分自身が勉強(笑)腐生菌とか菌根菌とか……もし分かる人いたらきのこマニア!

岳人|岐阜の山たくさん

岳人の秋山特集号が本日発売のようです。

各務原権現山(317m)のガイドを書きました!秋の晴れた日に登ると往復2時間半の小さな山とは思えないくらいフォトジェニックな絵が撮れますよ。遊歩道になっていて誰でも登れるので、お子さん連れでもぜひどうぞ。

4月号でも南宮山と象鼻山(419mと142m)という小さな山を紹介してます。来月の11月号では、ブナ林の黄葉にどっぷり浸れる奥美濃の鍋倉山(1050m)を紹介。東海自然歩道のいいとこ取りするコースを書きましたので、こちらもゆるハイクにGood!

探して読んでみてください!

親子登山と絆創膏

この記事、とてもよかった。私もまだまだやれることがあると。

家族で楽しむ「親子登山」|読むらじる。https://www.nhk.or.jp/…/detail/yamacafe20200725.html

大桑城跡(古城山)に娘と二人で行ったときのこと。いつも山歩きを嫌う娘が、二人だったからか頑張って歩いてくれた。1キロ先の山頂で、笑顔だったのに、ちょっとした失敗でひどい擦り傷を!!!

泣いて、立ち上がることもしなくなった。抱えて下りるにしても、部分的に足場が悪いので、私一人では不可能に近い。なだめて本人に下山してもらうしかないけど4歳児はなかなか頑固……。実際、痛そうだ。20分くらいかけて説得する中でどうしても絆創膏が欲しいという。

私がファーストエイドキットを持っていないのも失敗だった。観光地のような山で、何組も行き交うのに一人しか声をかけてくれず、そもそも皆さん軽装で頼れなさそう。手持ちのハンドタオルを当てていると痛みが和らぐらしくて、これが絆創膏の代わりになるかも? でもバンダナや輪ゴムがない。あっ、ヘアゴムがある! 娘の足に通すと幸いうまく収まった。

急で滑る斜面は抱っこして下ろすと、娘から「いい」と自分で下山してくれた。えらい(すぐに私が腰が痛いというので気にしているんだと思う)。本当によく頑張った。母ちゃん、絆創膏、持って行くようにするね……

以下引用。

滝沢:(略)大げさでもいいからバンソウコウを貼ってあげたり。そうすると安心するんですよね。だからリュックサックの中にいつもファーストエイドを入れています。

真夏の歩荷トレ

「どこの強力(ごうりき)かと思った」とおっちゃんに言われながら登ってきました。無事に下山してます!

6時過ぎに現地にいて、2番目のスタートの早さだったけども、休んで、休んで、休みながら行動。帰りは満車でした。「ほんっとおとなしい子だね」と言われ、確かに行動中寝てばかりいるので「熱中症だったらどうしよ」と内心はらはらして、真夏は適期じゃないので記事にならないし、この登山に何の意味がある? それでも7月は登れなかったので、暑かろうが山に向かうのが山オンナの休日です。

息子クンがお母さんがいないと大泣きするので、連れて行ったのがよかったのか悪かったのか。下山した休憩所ではニコニコで離乳食を食べました!肩越しにのぞく目がかわいい……

*ごうりき…重い荷物を担いで登ってくれるポーターのような役割

八反滝で全力ハイク

奥美濃の石徹白川支流の初河谷にある八反滝、なんとか行けました。40mくらいに見えたかな。青空のもと豪快に流水が空中を舞って爆風とともに落下してました!

ある意味久しぶりにしびれました。1.5キロほどの道のりでしたが行きは2時間弱かかったんですよ……

渡渉、やぶこぎ、ルートロス、道中いろいろあり久々の完全燃焼。いつぶりだろうこの感覚(笑)思い出すのは金草岳のアジミ谷……やっぱり奥美濃(笑)そのあいだにも母子だけで蓼科山登ったり済州島の韓国最高峰目指したり鈴鹿ダイラで滝汗流しながら娘かついだり頑張った登山はあったんですが!

写ってないのですが、この場に3家族、13人いるんです。少々のすり傷はありながらも誰も転倒やケガなどなく冒険から帰還できてよかった!幼児から小学生の子どもはもちろん親も、普段山など登らない方々でここを歩き通せたってのはすごい。絶対行くぞ!って意志の強さを見させてもらいました。